メルセデスF1 「マックス・フェルスタッペンはF1ロシアGPの第2のウィナー」
F1ロシアGPで最初にラインを通過したのはルイス・ハミルトンかもしれないが、メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2位でフィニッシュしたマックス・フェルスタッペンも第2の“ウィナー”だったと認める。

数か月間の足踏みを経て、ルイス・ハミルトンはついにF1通算100勝目を達成。レース終了間際の雨が引き起こしたドラマがハミルトンに有利に働き、歴史的なチェッカーフラッグを受けた。

少なくとも、トト・ヴォルフにとってはライバルであるマックス・フェルスタッペンが2位に続いたことで、祝勝会は部分的に和らげられた。

マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダにとって悩みの種だった4基目のパワーユニットを投入してグリッド最後尾からスタート。雨が降り初めたときは7番手にいたが、最後の波乱のなかでルイス・ハミルトンに次ぐ2位でチェッカーを受けた。

それによって、ルイス・ハミルトンはマックス・フェルスタッペンよりも5ポイントしか多く獲得できず、チャンピオンシップで逆転はしたものの、その差はわずか2ポイントとなった。フェルスタッペンが7位のままなら、その差は19ポイントついていた。

また、すでにパワーユニットの使用基数上限に達して走行距離が伸びているルイス・ハミルトンにとっては、同じように4基目を入れて最後尾スタートとなる可能性もあり、パワーユニット面での形勢は逆転した。

「フェルスタッペンが2位でフィニッシュしたという事実は、それを少しほろ苦いものにしている」とトト・ヴォルフは F1-Insider に語った。

「雨が降る前は、マックスが7位、我々は2位だったし、それは1位と2位とほぼ同じポイント差だ。我々は今それをそのように受け止めなければならない」

「しかし、今日の彼は第2位のウィナーだ」

二人のポイント差は2ポイントだが、トト・ヴォルフはそれくらいの僅差でチャンピオンシップの決着がつくことになると考えている。

「ポイントの差がないので、ドライバーもチームも現在の状況で快適に過ごせるとは思わない」とトト・ヴォルフは語った。

「これが非常に長く続くと思う」

ライバルのレッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンができるだけ多くのポイントを獲得することを望んでいたが、2位は最大の夢に見た結果だと喜ぶ。

「我々にとって勝利のようなものだ」とクリスチャン・ホーナーは スカイF1 に語った。

「レース前に誰かが私にこの結果を提供していたなら、私は彼らの腕を噛んだだろう」

「チームの誰もがそれを楽しんでいます、そして、それは次の7つレースでも重要になる。ミスを犯さず、戦略を正しくすること、ペースとペナルティが役割を果たすだろう」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1ロシアGP / マックス・フェルスタッペン