メルセデスF1代表 「タイヤ戦略は間違いだった。ギャンブルにも負けた」 / F1オランダGP 決勝
メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、タイヤ戦略は間違いであり、F1オランダGPの最終フェーズでハードタイヤを選択するというレッドブルの“ギャンブル”に負けたと認める。

マックス・フェルスタッペンは、メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとの1対2の戦いを圧勝し、ザントフォールトで記憶に残るホーム勝利を収めた。

レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンは、メルセデスがルイス・ハミルトンで仕掛けた2回のアンダーカットを抑え込んだ。

また、メルセデスは、マックス・フェルスタッペンを抑えるためにバルテリ・ボッタスを戦略的に使用しようとしたが、31周目にわずか2周を抑えただけで抜かれて役割を果たせなかった。

メルセデスは、レッドブル・ホンダがタイヤを使い切るように指示した無線に反応して、40周目に先んじてルイス・ハミルトンをピットに入れてミディアムに交換したが、1周後にピットに入ったフェルスタッペンにレッドブルはハードを選択した。

レース後、チーム代表であるトト・ヴォルフは、メルセデスはもっとうまくやれたかもしれないと認めた。

「タイミングが合わなかった」とトト・ヴォルフは Sky Sport に語った。

「我々は彼らがハードタイヤを履くとは予想していなかった。未知数だったからね。我々は金曜日にハードタイヤで走っていなかったし、ソフトタイヤで序盤に彼らをプッシュできるかもしれないと考えていた。だが、それが現実だ」

「ハードタイヤは、ちょっとしたギャンブルだったと思う。フェラーリがうまく走っていることを確認できていたが、実際に我々の誰誰も走っていなかったので、未知の領域だった。少なくとも我々は走っていなかった」

マックス・フェルスタッペンの優れたペースのために、トト・ヴォルフはメルセデスがアンダーカットを仕掛けてリスクを冒さなければならなかったと感じている。

「戦略に関しては、おそらくレースの50%が予選とスタートで負けたと言わなければならない」とトト・ヴォルフは付け加えた。

「そして、彼らはとてつもないペースだった。もし、我々が先行していれば、我々にはペースがあったと思っている。だが、いくつかのリスクを取ることも重要だった。彼らがハードを履くとは思わなかった」

「少し未知の領域だった。我々の考えは、2回目のストップを早めて彼らをプッシュすることだった。最後にチャンスを得られる可能性があった。我々がどこに出るかをあまり気にしなかったのはそれが理由だ。彼らはハードを選択肢、少しリスクを冒し、レースに勝った」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1オランダGP