F1マシン解説:メルセデスF1も取り入れる“ベネチアン・ブラインド”
メルセデスF1は、先週末のF1イギリスGPに“最終”と呼ぶアップグレードを投入した。

レッドブル・ホンダF1に5連敗を喫しているメルセデスF1は、すでにW12の開発はストップしているが、計画していたアップデートはあり、今週末のF1イギリスGPでそれらを投入してきた。

F1イギリスGPのメルセデスF1は、フロアとバージボード周りに主だったアップデートが加えられており、最も分かりやすいのがバージボード周りの“ベネチアン・ブラインド”の洗練だ。

多段に並べられたルーバーが、水平ルーバーの操作で日照量を調節するベネチアン・ブラインドに似ていることからそう呼ばれており、昨年からマクラーレのリアウイングのエンドプレートなどにチラホラと見られたこの手法は、レッドブル・ホンダもすでにアップデートで改良を重ねている。

Sky Sport F1のテッド・クラビッツは、メルセデスF1のアップデートについて「新しいものを見ることができる」と解説する。

「それらはすべてバージボードエリアの周りにある。ベネチアン・ブラインドのように見えるので、我々はベネチアンブラインドと呼んでいる。それらは新しいものだ」

しかし、バージボードにとどまりず、フロアにも大幅なオーバーホールが行われている。

「メルセデスは実際にそれを軽視している。パドックの人々やドライバーに話しかけると、彼らは 『楽観的であるなら、0.1秒~0.15秒の価値』だと言っている。だが、0.1秒に過ぎないわけがない!」

「彼らは期待を下げようとしている。約束しすぎて、結果不足になることを望んでいないのだろう」

これでメルセデスF1は、レッドブル・ホンダに追いつけるのだろうか? F1イギリスGPの金曜日の予選ではルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンを0.075秒の僅差で上回った。

「彼らは今、エンジン面では互角だが、レッドブルの方がコーナーで速い。メルセデスは新しいレギュレーションによって、ローレーキ・マシンで開発のポテンシャルを使い果たしている」とし、ハイレーキカーの方がアップデートでさらに多くのタイムを得ることができると説明した。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1マシン