メルセデスF1、ニック・デ・フリースをリザーブドライバーに起用
メルセデスF1は、ニック・デ・フリースをストフェル・バンドーンとともに2021年の公式リザーブドライバーに起用することを発表した。

すでにメルセデス・フォーミュラEチームでレースをしているニック・デ・フリースは、メルセデスのF1活動のためのリザーブドライバーの役割とフォーミュラEのレースでのミッションを兼任する。

「2021年にはストフェル・バンドーンとの強力なリザーブラインナップもある。ストフェル・バンドーンはフォーミュラEのチームメイトであるニック・デ・ブリーズとともにその役割を継続する」とメルセデスの2021年F1マシン『W12』の発表会でチーム代表のトト・ヴォルフは語った。

2019年にFIA-F2で、現ウィリアムズF1のニコラス・ラティフィを倒してチャンピオンを獲得して、F1スーパーライセンスポイントを獲得していたニック・デ・フリースだが、F1への道を模索するのではなく、電気自動車のシングルシーターでキュリアを築くことに目を向けた。メルセデスF1が両方のシリーズで役割を提供することを決定したことで、その動きが有利に働いたことが示された。

2020年にニック・デ・フリースは、メルセデスF1の開発ドライバーを務めており、昨年末にアブダビで開催されたヤングドライバーテストでのパフォーマンスは多くの人に感銘を与えていた。また、先週末のフォーミュラE開幕戦では初優勝を果たしている。

メルセデス・フォーミュラEチームのボスであるイアン・ジェームスは金曜日のニック・デ・フリースの初勝利について「彼が自分の能力を発揮できたことは素晴らしいことだ」と語った。

「ニックの素晴らしいパフォーマンスだった。昨シーズンを通して彼がどんなに強い競争相手であるかを知ることができた。そして、彼がそれを彼の最初のフォーミュラEの勝利に変換することができたのは素晴らしいことだ」

新型コロナウイルスにレギュラードライバーが感染した場合、複数のレースを欠場するリスクがあるため、現時点でリザーブドライバーは重要なポジションとなっている。

昨年、レーシング・ポイントペアのセルジオ・ペレスとランス・ストロールは新型コロナウイルスの検査で陽性だった。チームはメルセデスエンジンを使用しており、リザーブドライバーの一人を借りることもできたが、代わりにニコ・ヒュルケンベルグを起用している。

その後、ルイス・ハミルトンもF1サヒールGPの欠場を余儀なくされた。メルセデスF1は、代役としてリザーブドライバーのストフェル・バンドーンではなく、ウィリアムズからジョージ・ラッセルを連れてくることを選択し、ウィリアムズF1はジャック・エイトケンをラッセルの代役に起用した。

ジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトンがF1引退を決断した際の有力な後任候補の一人と見なされている。しかし、ストフェル・バンドーンと並んでニック・デ・フリースが到着したことは、チームが必要なときに利用できる才能の深いプールを構築していることを示している。

ちなみに、昨年、メルセデスF1のもう一人のリザーブドライバーだったエステバン・グティエレスは、最後のグランプリ出場から4年が経過したため、有効なF1スーパーライセンスを失っており、メルセデス・ベンツのアンバサダーとしてメーカーとの繋がりを継続することを明らかにしている。

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カテゴリー: F1 / メルセデス / フォーミュラE / ストフェル・バンドーン