メルセデスF1 「フェラーリが予選での優位性を失ったのは興味深い」
メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、これまで予選で強力な優位性を見せていたフェラーリが過去2戦でポールポジションを獲得できなかったことは“興味深い”ことだと語る。

F1アメリカGPでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が予選を制した2週間後、F1ブラジルGPではマックス・フェルタスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

フェラーリは、夏休み後に6戦連続、正確にはメキシコでマックス・フェルスタッペンがペナルティによって降格したため、6戦連続でポールポジションを獲得していた。

最近、FIA(国際自動車連盟)は、燃料流量システムとオイル燃料の悪用を阻止するために2つの技術指令を発行した。マックス・フェルスタッペンは、その技術指令がフェラーリの予選での優位性を失わせたと考えている。

フェラーリは、F1ブラジルGPの金曜フリー走行では強力なストレートスピードを示していたが、予選ではそのアドバンテージが大幅に減少した。

フェラーリのストレートスピードの増減について質問されたジョームス・アリソンは、仮説を立てたくはないが、状況の変化は注目に値すると語る。

「ストレートではまだかなり有用だったと思うが、金曜日ほど顕著ではなかった。様々なことが考えられる。我々全員が金曜日には異なる電力モードで走行している。

「距離をおいて言える唯一のことは、2戦連続でフェラーリがポールポジションを獲れなかったということだ。以前にはそれなりに快適なマージンがあった。したがって、興味深いことですが、確固たる結論を引き出すことができることではない」

「彼らはまだストレートで速いクルマであり、レースになると彼らがどうなるか見てみよう」

マックス・フェルスタッペンは、インテルラゴスでフェラーリのセバスチャン・ベッテルをわずか0.123秒を上回ったが、レッドブルはツイスティなミドルセクターで最速だった。

フェラーリのシャルル・ルクレールはスピードトラップの数字をマックス・フェルスタッペンに対して3.5mphのアドバンテージを保持していたが、メルセデスよりわずか1.4mph速いだけだった。

また、シャルル・ルクレールはフィニッシュラインまで続く全開区間のセクター3で最速タイムを設定したが、メルセデスとレッドブルの両方が0.1秒以内にいた。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに驚いたかと質問されたジェームス・アリソンは「ポールにいたのが我々だったら、明らかにそれを好むだろう」とコメント。

「だが、マックスは週末を通しては速そうに見えていた。マックスが最速のマシンだったのは今年初めてではない。だから、青天の霹靂だと言うのは間違っているだろう」

「それは非常に良いマシンであり、非常に優れたドライバーだ。彼らは我々よりも良い仕事をしたし、ポールポジションに値した」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / スクーデリア・フェラーリ