メルセデス:ダブルタイトルを5連覇の偉業 / F1ブラジルGP
メルセデスは、F1ブラジルGPの決勝でルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが5位でフィニッシュした。
F1ブラジルGPの結果、ルイス・ハミルトンのドライバーズ選手権に続き、2018年のコンストラクターズ選手権を確定させ、ダブルタイトル5連覇を成し遂げた。
トト・ヴォルフ (メルセデス・ベンツ モータースポーツ責任者)
「チャンピオンシップの歴史を築いたばかりだが、5回も両方の世界選手権を制覇することは本当に非現実的な感覚だ。我々がこのミッションを掲げた8年前にこのようなことが可能だと彼が考えただろう? 当時、このような記録について言及する人がいれば、クレイジーだと言っていただろう。それでも、今日、我々はシューマッハ時代のフェラーリの記録に並んだ。このコースでメルセデスを代表していられることを本当に名誉なことだし、現場やブラックリーとブリックスワース、そして、シュトゥットガルトのダイムラーとクアラルンプールとトリノのペトロナスの継続的なサポート、彼らの素晴らしい仕事に感謝してもしきれない。彼らの献身、チーム全員のハードワークと情熱がなしいでは実現できなかっただろう。メキシコで日曜日の夜にルイスと話をした。彼は5度目の世界選手権制覇を成し遂げたばかりだったが、我々二人とも完全には満足していなかった。目標は両方のタイトルを獲得するることだったからね。だからこそ、今日の彼はあれほど必死に戦っていた。彼はレースに勝ち、チームのためにコンストラクターズ選手権を獲得するために格調高くフィニッシュすることを望んでいた。バルテリはルイスよりも大変なシーズンを過ごしてきたが、今年は彼のパフォーマンスを改善しており、このチャンピオンシップの成功において重要な役割を担っていた。タイトル5連覇。この驚異的な偉業を心から誇りに思う」
ジェームス・アリソン (テクニカルディレクター)
「何年にもわたって構築された素晴らしい人々のグループだ。1度や2度だけでなく、シーズン毎に万全の準備を整えることが非常に複雑なそのスポーツにおけるスキルと献身は、とにかく信じられないものだ。今シーズンで難しかったことは、速いライバルの存在だった。勝てるのか、彼らが我々を打ち負かしてくるのかどうかまったくわからずにレースに挑んできた。シーズンを通して浮き沈みがあった。何度彼らを叩きのめしたきたと思っても、巻き返してくるだけでなく、本当に苦しめられた。今もまだそれは起こっている。今年が非常に僅差だった事実はチーム間の差が非常に小さいことを示している。今年、我々にとっての違いを生んだのはルイスだった。彼はポールに並び続け、我々がミスを犯す可能性もあるレースで、彼が誰も考えもしない、ありそうもないことをコース上で成し遂げて巻き返してくれる。彼は1年を通してミスを犯さなかった。彼はまさに完璧なレースドライバーだ。そのようなドライバーとしてパートナーシップを結んでいる我々は非常に幸運だ。バルテリはシーズン序盤に不運が多く、何度か勝てていたかもしれないレースがあったし、ルイスほどの成功は収められなかった。バルテリは、昨年の彼よりも強くなった。彼は我々全員にとって本当に素晴らしいチームメイトであり、大きな遺産だ」
ルイス・ハミルトン (優勝)
「これはチームにとっての本物の歴史だ。僕が今日メルセデスを辞めているとしたら、この日のことをずっと忘れないだろう。僕はその一員だったし、とても素晴らしいことだ。今年は本当に厳しい一年だったし、チームの全員がこれまで戦ってきたよりもずっと懸命に戦ってきた。これまでで一番団結していた。過去に成功しているときには考えられないことだし、簡単に失敗してしまうこともある。スタッフたちはレベルを上げ続けてきた。今日は僕にとって本当に厳しいレースだったけど、本当に結果を出したかったし、チームのために勝ちたかった。本当に大きな波及効果があった。これでチームの全員がワールドタイトルを獲得し、自分たちが伝説だとわかって最後のレースと冬に向かうことができる。この現場とファクトリー、ペトロナス、僕たちのパートナーのみんなの全てのハードワークに心から感謝している。このチームの一員であることを本当に誇りに持っている。実際、ファクトリーに戻って大騒ぎを耳にすることにちょっと緊張している。素晴らしい雰囲気になると思う。今日はレッドブルがあのようなレースをするとは予想していなかった。彼らには僕たちと同じようなペースがあると思っていたけど、彼らの方が少し速かった。僕たちは第1スティントでタイヤに苦しんでいたし、彼らの方が僕たちよりもうまくタイヤを管理できていた。第2スティントで僕はミディアムタイヤを履いていたし、エンジンに問題を抱えていて、実際はとにかくクルマを完走させようとしていた。マックスは僕を苦しめていたけど、彼らに問題が起こって、突然、僕がリードを取り戻すことになった。無線でエンジニアが『諦めたくない、何をする必要があるか言ってくれ』と伝えてきた。最後まで本当に懸命にプッシュしたし、勝利をもたらすためにあらゆるリスクを冒した。今回は大盛況で終えることができたけど、その波に乗り続けて、次のレースでも勝ちたい」
バルテリ・ボッタス (5位)
「本当に嬉しく思っているし、このチームの一員であることを嬉しく思う。この結果はここのレーストラック、ブラックリーとブリックスワースのファクトリーの全てのチームメンバーのハードワークのおかげだ。彼らはこのタイトルに本当にふさわしい! いつも注目されるのはほんの数人だけど、僕たちのチームにはたくさんの隠れたヒーローがいる。みんな、ありがとう! 僕たちは大きなプレッシャーの下でもすべてをまとめて、ミスを最小限に抑えクルマを開発するために素晴らしい仕事をしてきた。全員に心から感謝している。今日のレースはちょっとトリッキーだった。スタートでは全てが計画どおりに進んだし、序盤はリードを広げることができたけど、その後は難しくなっていった。第1スティントではタイヤのオーバーヒートに苦しみ、第2スティントではミディアムでブリスターに苦しんで、2回目のピットストップをしなければならなかった。今日はあまりペースがなかったと思う。予想していたよりも少し厳しいレースだったし、レース前はもう少し楽観的だった。でも、全体的にメルセデスにとって素晴らしい一日だった」
関連:【動画】 F1ブラジルGP 決勝 ハイライト
カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1ブラジルGP
F1ブラジルGPの結果、ルイス・ハミルトンのドライバーズ選手権に続き、2018年のコンストラクターズ選手権を確定させ、ダブルタイトル5連覇を成し遂げた。
トト・ヴォルフ (メルセデス・ベンツ モータースポーツ責任者)
「チャンピオンシップの歴史を築いたばかりだが、5回も両方の世界選手権を制覇することは本当に非現実的な感覚だ。我々がこのミッションを掲げた8年前にこのようなことが可能だと彼が考えただろう? 当時、このような記録について言及する人がいれば、クレイジーだと言っていただろう。それでも、今日、我々はシューマッハ時代のフェラーリの記録に並んだ。このコースでメルセデスを代表していられることを本当に名誉なことだし、現場やブラックリーとブリックスワース、そして、シュトゥットガルトのダイムラーとクアラルンプールとトリノのペトロナスの継続的なサポート、彼らの素晴らしい仕事に感謝してもしきれない。彼らの献身、チーム全員のハードワークと情熱がなしいでは実現できなかっただろう。メキシコで日曜日の夜にルイスと話をした。彼は5度目の世界選手権制覇を成し遂げたばかりだったが、我々二人とも完全には満足していなかった。目標は両方のタイトルを獲得するることだったからね。だからこそ、今日の彼はあれほど必死に戦っていた。彼はレースに勝ち、チームのためにコンストラクターズ選手権を獲得するために格調高くフィニッシュすることを望んでいた。バルテリはルイスよりも大変なシーズンを過ごしてきたが、今年は彼のパフォーマンスを改善しており、このチャンピオンシップの成功において重要な役割を担っていた。タイトル5連覇。この驚異的な偉業を心から誇りに思う」
ジェームス・アリソン (テクニカルディレクター)
「何年にもわたって構築された素晴らしい人々のグループだ。1度や2度だけでなく、シーズン毎に万全の準備を整えることが非常に複雑なそのスポーツにおけるスキルと献身は、とにかく信じられないものだ。今シーズンで難しかったことは、速いライバルの存在だった。勝てるのか、彼らが我々を打ち負かしてくるのかどうかまったくわからずにレースに挑んできた。シーズンを通して浮き沈みがあった。何度彼らを叩きのめしたきたと思っても、巻き返してくるだけでなく、本当に苦しめられた。今もまだそれは起こっている。今年が非常に僅差だった事実はチーム間の差が非常に小さいことを示している。今年、我々にとっての違いを生んだのはルイスだった。彼はポールに並び続け、我々がミスを犯す可能性もあるレースで、彼が誰も考えもしない、ありそうもないことをコース上で成し遂げて巻き返してくれる。彼は1年を通してミスを犯さなかった。彼はまさに完璧なレースドライバーだ。そのようなドライバーとしてパートナーシップを結んでいる我々は非常に幸運だ。バルテリはシーズン序盤に不運が多く、何度か勝てていたかもしれないレースがあったし、ルイスほどの成功は収められなかった。バルテリは、昨年の彼よりも強くなった。彼は我々全員にとって本当に素晴らしいチームメイトであり、大きな遺産だ」
ルイス・ハミルトン (優勝)
「これはチームにとっての本物の歴史だ。僕が今日メルセデスを辞めているとしたら、この日のことをずっと忘れないだろう。僕はその一員だったし、とても素晴らしいことだ。今年は本当に厳しい一年だったし、チームの全員がこれまで戦ってきたよりもずっと懸命に戦ってきた。これまでで一番団結していた。過去に成功しているときには考えられないことだし、簡単に失敗してしまうこともある。スタッフたちはレベルを上げ続けてきた。今日は僕にとって本当に厳しいレースだったけど、本当に結果を出したかったし、チームのために勝ちたかった。本当に大きな波及効果があった。これでチームの全員がワールドタイトルを獲得し、自分たちが伝説だとわかって最後のレースと冬に向かうことができる。この現場とファクトリー、ペトロナス、僕たちのパートナーのみんなの全てのハードワークに心から感謝している。このチームの一員であることを本当に誇りに持っている。実際、ファクトリーに戻って大騒ぎを耳にすることにちょっと緊張している。素晴らしい雰囲気になると思う。今日はレッドブルがあのようなレースをするとは予想していなかった。彼らには僕たちと同じようなペースがあると思っていたけど、彼らの方が少し速かった。僕たちは第1スティントでタイヤに苦しんでいたし、彼らの方が僕たちよりもうまくタイヤを管理できていた。第2スティントで僕はミディアムタイヤを履いていたし、エンジンに問題を抱えていて、実際はとにかくクルマを完走させようとしていた。マックスは僕を苦しめていたけど、彼らに問題が起こって、突然、僕がリードを取り戻すことになった。無線でエンジニアが『諦めたくない、何をする必要があるか言ってくれ』と伝えてきた。最後まで本当に懸命にプッシュしたし、勝利をもたらすためにあらゆるリスクを冒した。今回は大盛況で終えることができたけど、その波に乗り続けて、次のレースでも勝ちたい」
バルテリ・ボッタス (5位)
「本当に嬉しく思っているし、このチームの一員であることを嬉しく思う。この結果はここのレーストラック、ブラックリーとブリックスワースのファクトリーの全てのチームメンバーのハードワークのおかげだ。彼らはこのタイトルに本当にふさわしい! いつも注目されるのはほんの数人だけど、僕たちのチームにはたくさんの隠れたヒーローがいる。みんな、ありがとう! 僕たちは大きなプレッシャーの下でもすべてをまとめて、ミスを最小限に抑えクルマを開発するために素晴らしい仕事をしてきた。全員に心から感謝している。今日のレースはちょっとトリッキーだった。スタートでは全てが計画どおりに進んだし、序盤はリードを広げることができたけど、その後は難しくなっていった。第1スティントではタイヤのオーバーヒートに苦しみ、第2スティントではミディアムでブリスターに苦しんで、2回目のピットストップをしなければならなかった。今日はあまりペースがなかったと思う。予想していたよりも少し厳しいレースだったし、レース前はもう少し楽観的だった。でも、全体的にメルセデスにとって素晴らしい一日だった」
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