F1 パスカル・ウェーレイン
メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、パスカル・ウェーレインとの契約を解消したのは、彼の今後のチャンスを潰したくなかったからだと語る。

先週、メルセデスは育成ドライバー契約を結んでいるパスカル・ウェーレインをリリースすることを発表。メルセデスは若手ドライバーのためのF1シートを確保できておらず、現状のシステムに不満を抱いている。

だが、メルセデスは、トロロッソのようなジュニアチームを抱えることは望んでおらず、トト・ヴォルフは若手ドライバーのために3台目のマシンを走らせることを提案しているが、ライバルチームの賛同は得られていない。

パスカル・ウェーレイン、そして、現在もメルセデスの契約ドライバーであるエステバン・オコン、ジョージ・ラッセルの3名は、F1に必要な資格を十分に備えている。エステバン・オコンはこの2年間で印象的な活躍を見せており、パスカル・ウェーレインもマノーとザウバーの2年間で最も才能のある若手として注目を集めていた。また、ジョージ・ラッセルも今季のF2のポイントリーダーであり、マクラーレンでのF1デビューが決定しているランド・ノリスを凌駕している。

トト・ヴォルフは、パスカル・ウェーレインとの契約を解除したのは、23歳のウェーレインには他の場所にいた方がキャリアでより良い選択肢を得られると考えたためだと説明する。

「パスカルと一緒に、我々はこれが彼にとって最善の結果だと感じた」とトト・ヴォルフはコメント。

「私の意見では彼はまだ非常に評価は高く、我々は彼の将来のキャリアの妨げになる可能性があるように見えた。これは我々が望んでいたことではない」

「彼もまた自分自身で進んでいく必要があると感じていた。困惑したが、彼が自分でF1やプロのレーシングキャリアに戻る方法を見つけることができれば幸いだ」

パスカル・ウェーレインは、メルセデスとの契約を解消したことで、2019年のトロロッソ・ホンダのドライバー候補に浮上している。

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