F1 日本グランプリ ルイス・ハミルトン 鈴鹿サーキット
メルセデスは、F1日本グランプリの決勝で ルイス・ハミルトンが優勝。バルテリ・ボッタスが4位入賞を果たした。

ポールポジションのルイス・ハミルトンは、スタートでトップを維持して後続を引き離す展開。最後はマックス・フェルスタッペンの猛追を受けたが、それを抑え切ってトップでチェッカーを受けた。

ルイス・ハミルトンは、鈴鹿サーキットで3勝目、今シーズン8勝目を挙げ、チャンピオンシップで2位のセバスチャン・ベッテルとの差を59ポイントまで広げた。

ギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティによって6番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタスは、ソフトタイヤでスタートするという戦略を生かし、4位でレースをフィニッシュした。

ルイス・ハミルトン (優勝)

「スタートは問題なかった。最初の蹴り出しは素晴らしく良いわけではなかったし、ちょっとホイールスピンしてしまったけどね。でも、その後は良いスタートが切れたし、そこからはレースをかなりコントロールすることができた。ペースをタイヤをコントロールしようとしていた。長い道のりだったし、トラックは週末で一番暑かったので、それが本当に重要だった。終盤のバーチャルセーフティカーによって、タイヤの温度をかなり失ってしまったし、うまく働かせるのは簡単ではなかった。トラフィックに引っかかって、かなりタイムを失ってしまったし、マックスのクルマがミラーでとても大きくなってきた。最後の数周はとても近づいていたけど、なんとか抑えることができた。今日は簡単なレースではなかったし、勝つためにとても懸命に仕事をしなければならなかった。マックスは素晴らしいレースをしていたし、彼とのレースは楽しかった。チャンピオンシップで僕たちがいる位置を考えると本当に信じられない。今日はセバスチャンとレースをすることを楽しみにしていたけど、彼はとても不運だった。まだ道のりは長いし、まだ100ポイントある。引き続き集中し続けていくし、このようなかたちを続けていけることを願っている。

バルテリ・ボッタス (4位)
「接戦だった。特に最後はダニエルに近づいていたけど、十分な時間はなかったし、バーチャルセーフティカーも助けにはならなかった。ペースは問題なかったように思うけど、今回のレースがオーバーテイクがトリッキーなことはわかっていた。今日の戦略は良かった。最後は良いチャンスを作り出したし、そうでなければ、近づくことは本当に難しかっただろう。レースは僕たちのゲームプランに近かったけど、表彰台に立てたら素晴らしかっただろうね。僕たちはレース前にあらゆるシナリオを想定していたし、ピットストップ後にルイスが僕に追いついたときには、もちろん、彼の勝利を助けようとした。今週末も多くのことを学ぶことができた。これから最後の集中して、それを最大限に生かして、今年、僕たちがどの位置で終えるか見てたい。オースティンを楽しみにしている。とても楽しいトラックだ。F1で初ポイントを獲得した場所だし、あの場所に戻るのはいつも本当に楽しみだ」

トト・ヴォルフ (メルセデス・ベンツ モータースポーツ責任者)
「ルイスによるまたパーフェクトな週末だった。彼はスタートからフィニッシュまでレースをコントロールていたし、どの段階でも必要以上にタイヤやエンジンを酷使することはなかった。いくつかの段階でマックスと近づいてた。特に終了間際はトラフィックに捕まって、タイヤに苦しんでいたが、彼は冷静さを保ち、フラッグまでクルマをもたらした。バルテリに関しては、ギアボックスペナルティからうまくリカバリーして4位を獲得したし、表彰台までコンマ数秒以内だった。今日、彼には力強いペースがあったし、最後まで諦めずにプッシュした。本当に戦う姿勢をみせていた。順位表を見れば、少し快適さを得られるかもしれないが、まだ4レース残っているし、ドライバーズタイトルを獲得するには100ポイントある。過去数週間が我々に示したことは、モータースポーツでは何が起こるかわからないということだ。我々はポイントを獲得するために情けをかけることはないが、ここ数週間でライバルの不運や信頼性問題から利益を受けていることは我々全員が自覚している。なので、我々がアプロートを変えることはない。1戦ずつ戦っていかなければならないし、クルマの理解を深め、謙虚な態度を保っていかなければならない。それがここまで我々が取り組んできたアウローチであり、アブダビでの最終戦まで我々はそれを続けていく」

ジェームス・アリソン (テクニカルディレクター)
「セパンでは良い結果を残したが、トリッキーな週末だったので意気消沈していたし、我々のクルマのパフォーマンスについて暗雲が立ち込める中でここに到着していたので、さらに強い結果で今週末を終え、予選とレースで素晴らしいパフォーマンスを取り戻せたのは嬉しいことだ。今回は多くのレベルで歓迎できるレースだった。1つは両方のチャンピンシップにとって、2つ目は我々のクルマの開発の方向性に関しての疑問に対するはっきりとした答えを出すことができたことだ。3つ目は、打撃を受けても、チームがすぐに跳ね返り、新鮮な活力でチャレンジに応えることができることを立証できたことだ。セパンの悪魔を全て追い払うことができたわけではないが、このような結果の全てが学び、改善する機会となる。ここ鈴鹿ではその学習の一部が適用できたと思うし、我々は残りのシーズンでも同じことを続けていく」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1日本GP