メルセデス、W08のヘッドレストの設計を変更
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F1アゼルバイジャンGPで順調に首位を走っていたルイス・ハミルトンだったが、赤旗中断後にヘッドレストがゆるんでくるという問題が発生。
緊急ピットインを強いられたルイス・ハミルトンは、10秒ペナルティを科せられたチャンピオンシップを争うセバスチャン・ベッテルの1つ後ろの5位でレースをフィニッシュすることになった。
ヘッドレストの問題がなければ、チャンピオンシップ首位に浮上していたハミルトンだったが、現在、セバスチャン・ベッテルとの差は14ポイントに広がった。
今週、メルセデスはブラックリーのファクトリーでヘッドレストの何が悪かったのかを調査し、クルマに装着するヘッドレスト後方のロックピンの長さに問題があったとの結論に達した。
チームはピンのデザインを変更することを決断。クルマに装着されているときは常にしっかりと固定されるようにさらなる安全装置を加えた。
レース直後、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、このような問題が発生したのは初めてだが、メルセデスのピンがライバルよりも短いことを疑ったと述べた。
「以前に耳にしたことのない問題だった」とトト・ヴォルフはコメント。
「誰も非難することはないし、誰かを責めようともしなかった」
「このチームは、3度ワールドチャンピオンを獲得してきた。私が一人の人間を非難することはない」
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