マクラーレンF1 フェルスタッペン加入説に冷静対応「今のラインナップに満足」

マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアとして長年コンビを組んできたジアンピエロ・ランビアーゼは、2028年にレッドブルを離れ、マクラーレンでチーフ・レーシング・オフィサーに就任することが決定している。この人事によって、将来的にフェルスタッペンもマクラーレンへ移籍するのではないかとの憶測が広がっていた。
“GP加入”でもフェルスタッペン獲得には消極姿勢
マイアミGPの週末、Sky Sports F1のインタビューに応じたザク・ブラウンは、ランビアーゼ加入がフェルスタッペン獲得への布石なのかと問われると、現在のドライバーラインナップへの強い満足感を強調した。
「我々のドライバーラインナップにはこれ以上ないほど満足している」
「ランド(ノリス)とオスカー(ピアストリ)は、コース上だけでなくコース外でも素晴らしい人物だ。そしてチームメイトとしての関係性も非常に良い。それこそが、今のマクラーレン成功の大きな理由だと思っている」
「ガレージ、ファクトリー、ピットウォール、レースチーム全体に素晴らしいケミストリーがある。我々が今持っているものに本当に満足しているし、変えるつもりはまったくない」
現在、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはともにマルチイヤー契約を結んでおり、マクラーレンは長期体制を構築している。ノリスはチームで8年目のシーズンを迎え、ピアストリも2023年のデビュー以来、チームの中核として成長を続けている。
それでもフェルスタッペンの実力は高評価
一方で、仮に将来的に空席が生まれた場合、フェルスタッペンが候補になるかとさらに追及されると、ブラウンはその才能を高く評価した。
「彼は素晴らしいレーシングドライバーだ。もし空席ができれば、それはまた別の話になる」
「彼の才能を見れば当然だよ。もちろん、素晴らしいドライバーは他にもたくさんいる。シャルル・ルクレールも素晴らしい仕事をしているし、ルイス(ハミルトン)が再び調子を取り戻しているのを見るのも嬉しい。キミ(アントネッリ)も素晴らしい仕事をしているし、ジョージ(ラッセル)も素晴らしいドライバーだ」
「今ここで見ている限り、キミがタイトル争いの本命のようにも感じる。ただ、このスポーツは流れが本当に速く変わる」
「だからこそ、今のラインナップに満足しているし、ドライバーを探す状況にならないことを願っている」
“GP流出”はレッドブルにとって象徴的な転機
今回のランビアーゼ流出は、単なるエンジニア移籍以上の意味を持っている。2016年からフェルスタッペンとコンビを組み、4度のF1ワールドチャンピオン獲得を支えた存在だけに、レッドブル内部でも極めて象徴的な別れとなる。
フェルスタッペン自身も「彼の決断を本当に嬉しく思う」と語り、両者の関係性について「レース界では非常に珍しいレベルのケミストリーだった」と表現していた。
もっとも、現時点でマクラーレン側は“フェルスタッペン獲得プロジェクト”を進めているわけではなく、少なくともザク・ブラウンの発言からは、現在のノリス&ピアストリ体制を維持したい意向が色濃く見えている。
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