マクラーレンF1 ノリスに処分を科したスチュワードの対応を「不適切」と批判
マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、2024年F1アメリカGPでのランド・ノリスとマックス・フェルスタッペンのバトル中にスチュワードが「不適切な」対応うをした批判した。

アメリカグランプリの最終ラップでは、ノリスとフェルスタッペンが3位を争ったが、ノリスが3位で先にチェッカーを受けた。しかし、ノリスが5秒のタイムペナルティを受けたため、フェルスタペンが3位に繰り上がった。ノリスはフェルスタッペンを追い抜いたが、ターン12の出口でコースアウトしたため、タイムペナルティを受けた。

ノリスはフェルスタッペンのアウト側を急襲しようとしたが、両ドライバーともコースアウトした。

具体的には、ノリスはサーキットを離れて有利になったことでペナルティを受け、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのレース終了時に3位から4位に降格した。

この結果、残り5レースで、F1ドライバーズタイトルにおけるフェルスタッペンのリードは57ポイントに拡大した。

マクラーレンは、フェルスタッペンもノリスと同時にコースアウトしていたため、ノリスへのペナルティに同意できなかった。結局、ステラはスチュワードの介入に不満を抱くことになった。

Sky Sports F1のインタビューでノリスとフェルスタッペンの一件について意見を求められたステラは、「私の考えでは、両マシンがコースアウトしたために両マシンがアドバンテージを得たわけですから、スチュワードが美しいモータースポーツに介入したやり方は不適切だった」と語った。

「表彰台を逃したのは残念だ。1周目の第1コーナーで押し出された後も我慢強く走ったレースで負けてしまった。そのことは受け入れた」

「そうは言っても、我々の立場は明らかだ。スチュワードによるこの種の決定に対しては、我々としては控訴できない。これでこの章は終わり、我々は次のレースに進む」

ノリスは、4秒の差をつけてフェルスタッペンを振り切ったものの、3位をキープするにはあと1秒足りなかった。

レース終盤のノリスの素晴らしいペースを考慮すると、マクラーレンが3位をフェルスタッペンに戻して新たに攻撃させなかった理由について疑問を呈する者もいた。

ステラは、その理由を説明し、チームはあの動きが合法であると確信していたと明かした。

「我々は両マシンがトラックを外れたことを再確認した。したがって、我々にとっては、あの動きが正しかったことに疑いはない」とステラは語った。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / F1アメリカGP