マクラーレンF1、MCL36のブレーキ問題解決は「新パーツ待ち」 / F1バーレーンテスト最終日
マクラーレンは、F1バーレーンテストの2日間でのブレーキ問題解決のために、新しいパーツを製造してバーレーンに輸送するという「時間との戦い」に直面している。

バルセロナでの1回目のプレシーズンテストで有望なパフォーマンスを見せていたマクラーレンだが、バーレーンでの2回目のテストでは初日からブレーキのオーバーヒート問題で妨げられている。

ランド・ノリスはショートランしかできておらず、初日は50周、2日目は60周と開幕前の貴重な走行時間の多くを失った。

マクラーレンは、ブレーキの問題は迅速に解決できると主張しているが、新しいパーツが届くまで、メカニックたちは問題を軽減させるために懸命に取り組んでいる。

「バルセロナでの良いテストの後、ここでの最初の1日半は間違いなく計画通りにはいかなかった」とマクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレス・ザイドルは認めた。

「フロントアクスルのブレーキに想定外の問題が発生しており、それを解決する必要がある。現時点ではアップグレードされたパーツを入手する時間との戦いだ」

「ここではトラックでできる改良を加えてステップを果たしていく。それでも、クルマに取り組むことはできるし、クルマの理解を深めることはできる」

「パッケージからより多くのパフォーマンスを引き出すために、車でいくつかの小さなアップグレードを実行することもできる」

マクラーレンは、土曜日のテスト最終日のためにブレーキの問題を克服ための努力を惜しまないが、アンドレアス・サイドルは問題を解決できなくても、チームは戦いの準備が整った状態で来週の開幕戦に向かうと確信していると語る。

「走行時間が失われ、ラップが限られていたはしているものの、最終的には、最初のレースの週末に向けてここのトラックを残ることができると楽観視している」とアンドレアス・ザイドルは付け加えた。

また、アンドレアス・ザイドルは、体調不良で木曜日と金曜日の走行を逃していたダニエル・リカルドが土曜日にマシンに戻ることを期待していた。

「彼の状態が大幅に改善し、気分が良くなっているのを見るのは良いことだ。明日、彼が車に戻ってくることにとても楽観的だ」と語ったアンドレアス・ザイドルだが、その後、ダニエル・リカルドは新型コロナウイルスに感染していることが判明し、最終日も走行できないことが決定した。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム