マクラーレン・ホンダ:F1日本グランプリ 予選レポート
マクラーレン・ホンダは、F1日本グランプリの予選でフェルナンド・アロンソが10番手、ストフェル・バンドーンが11番手だった。
ストフェル・バンドーンは、予選で11番手となったものの、その前のポジションにいるドライバー2人がグリッド降格ペナルティーを受けるため、明日の日本GPを9番手からスタートする。
トップ10争いを行うQ3への進出を逃したストフェル・バンドーンは、スタート時のタイヤを自由に選択できる上に、トップ10圏内からスタートできるという、2つのメリットを手に入れることになる。
一方、フェルナンド・アロンソは、予選で10番手に入りながらも、明日は20番手からスタートする。昨夜、彼のメカニックはガレージでの作業時間制限を超え、パワーユニットを交換する必要があり、その結果、アロンソは35グリッド降格ペナルティーを受ける。
ストフェル・バンドーンは予選11番手で決勝は9番手グリッド、そしてアロンソは予選10番手で決勝は20番グリッドとなるが、マクラーレン・ホンダは両ドライバーがレースでポジションを上げられるよう全力を尽くしていく。
関連:F1日本グランプリ 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1日本GP
ストフェル・バンドーンは、予選で11番手となったものの、その前のポジションにいるドライバー2人がグリッド降格ペナルティーを受けるため、明日の日本GPを9番手からスタートする。
トップ10争いを行うQ3への進出を逃したストフェル・バンドーンは、スタート時のタイヤを自由に選択できる上に、トップ10圏内からスタートできるという、2つのメリットを手に入れることになる。
一方、フェルナンド・アロンソは、予選で10番手に入りながらも、明日は20番手からスタートする。昨夜、彼のメカニックはガレージでの作業時間制限を超え、パワーユニットを交換する必要があり、その結果、アロンソは35グリッド降格ペナルティーを受ける。
ストフェル・バンドーンは予選11番手で決勝は9番手グリッド、そしてアロンソは予選10番手で決勝は20番グリッドとなるが、マクラーレン・ホンダは両ドライバーがレースでポジションを上げられるよう全力を尽くしていく。
フェルナンド・アロンソ (10番手)
「昨夜のパワーユニット交換により、明日の決勝を最後尾からスタートすることは分かっていたので、今日の予選は僕たちにとってそれほど重要ではなかった。それでも、いつも通り予選を行い、プッシュしたいと考えていた。今日は大勢のファンの方々、そして多くのホンダのサポーターが会場に足を運んでくれた。そんな皆さんの声援に応えるためにも、まずまずの仕事ができたと思う。もちろん、明日のレースは今日とはずいぶん違う展開になるだろう。最後尾からのスタートとなるので、そこから順位を上げるのはかなり難しいと思う。それでも、トップ10との差を少しでも詰めるために、できる限りのことをするつもりだ。ここでは、(ペナルティーを受けない)通常の週末であっても、ポイント獲得を目標にするのは難しいと考えている。高速コーナーが連続するコースでは、前方のマシンに追従するのは容易ではない。今回は最後尾からスタートするので、少しでもポジションを上げるには、前方でのアクシデントが必要となると思っている」ストフェル・バンドーン (11番手)
「僕にとっては、かなりいいセッションだった。Q3進出を逃したことで、明日のレースでは新品のタイヤを履いてスタートできるので、それほど悪い結果ではない。9番手というのは、そこそこいいグリッドだし、新品タイヤを装着できることを考えると、明日はいい一日になるはずだ。今のところ、今週末は走行時間が限られているが、それはどのドライバーも同じだ。ただ僕たちは、タイヤのパフォーマンスや寿命、そして効率のよいタイヤの使用方法については、よく理解していると思うので、明日はそれを活かせるようにしたい。決勝での戦略を1ストップまたは2ストップのどちらにするのかは、まだ決めかねている。その点も、自分たちのメリットとして活かせるようにしたいと思う。予選ポジションは、悪くない。このポジションからであれば、確実にレースで戦うことがでる」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「両ドライバーがトップ10周辺のポジションをかけて戦う姿を目にするのは、いつでも励みになる。これは、トップ10入りを目指して、我々が今年遂げた進化を表すものだ。また、両ドライバーのラップタイムにほとんど差がないことにも、満足している。Q2の最後の時点で、フェルナンドとストフェルのタイム差はわずか0.029秒だった。2人がコース上でマシンの実力をほぼ最大限に出しきっていることは明らかだ。ストフェルは9番手からスタートするにもかかわらず、スタート時のタイヤを選択できるというメリットがあり、明日のレース戦略を考えるにあたって有利な状況だ。ストフェルは週末を通して非常にいい走りをしており、これは彼の速さを示すものだ。一方のフェルナンドは、35グリッド降格ペナルティーを受けるため、予選でできることは限られていた。それでも10番手というポジションは、我々全員にとってうれしい結果だった。明日は最後尾からのスタートになるが、鈴鹿では以前にも最後尾からスタートし、驚異の速さで人々を魅了したことがある。従って、最後尾というポジションであっても、明日も同様の展開となる可能性はまだ十分にある。ここでは、どんなことでも起こり得る」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「昨日からの雨も止み、今日はドライコンディションでの一日となりました。今日の予選では、2台ともにいい走りをみせ、フェルナンドは見事Q3進出を果たしました。ストフェルは惜しくもQ3に届きませんでしたが、11番手と言うことで、明日に向けていいポジションを確保できたと思います。フェルナンドのパワーユニットについては昨晩の作業の中で見つかった油圧系の問題により、新たなパワーユニットに交換して今日のセッションに臨みました。そのため、明日の決勝はペナルティーにより最後尾からのスタートになります。マクラーレン・ホンダとしての最後のホームグランプリでペナルティーを受けることは本当に残念です。ただ、今週末は2台ともいいセッティングができており、明日もいい走りをみせられると考えています。ストフェルは昨年のスーパーフォーミュラの鈴鹿ラウンドで優勝をしており得意としているサーキットですし、フェルナンドも後ろからの追い上げをみせてくれることを期待しています。明日のレースは最後まで全力を尽くしますので、温かいご声援をよろしくお願いします」関連:F1日本グランプリ 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1日本GP