マクラーレン
マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、マクラーレンがインディカー・シリーズにフル参戦での復帰を果たすのは数年先のことになるだろうと考えている。

ザク・ブラウンは、今年フェルナンド・アロンソのインディ500参戦に協力。マクラーレン・ホンダ・アンドレッティとしてエントリーし、フェルナンド・アロンソは予選5位、レースでもホンダのエンジンが故障するまで素晴らしい走りで観客を魅了した。

ザク・ブラウンは、結果には落胆しているが、マクラーレンとしてインディ500は戻るべきレースだと考えており、インディカーへのフル参戦も見据えている。だが、フル参戦にはより多くの時間をかけて計画していく必要があると語る。

「我々は素晴らしい経験をした。我々の口にはとても良い味わいが残っている」とザク・ブラウンはコメント。

「定期的にマクラーレンをインディ500に送り届けたい。まだ決定はしていないがね。今後2ヵ月で検討していく」

「我々は非常に集中しているし、チームもそうだ。私が少し気を取られてしまったがね。どちらかと言えば、インディ500に戻る可能性が高いと思う」

「インディカーへのフル参戦については、正しく行うためには、もう決断を下す必要がある。だが、我々は決断を下すのは言うまでもなく、それについて話をしていない」

「いつかは進めていくと思う。素晴らしいシリーズだからね。北米でのマクラーレン・レーシングは、F1を補う素晴らしいことだと思う。F1の北米でのリーチは限られているからね。だが、まだ数年後のことだと思う」

ザク・ブラウンは、マクラーレンが再びインディカーでレースをしているのを見たいが、逆にF1にインディカードライバーを連れてくることはないと語る。

スコット・ディクソンのようなドライバーがフェルナンド・アロンソの後任になる可能性はあるかと質問されたザク・ブラウンは「そうは思わない」とコメント。

「スコット・ディクソンは優れたレースカードライバーだと思うが、サーキットやクルマ、チームを知っていなければならない。スコットのようなここまで速く、キャリアの終盤に差し掛かっているドライバーは、競争的にあるための学習曲線はそれほど大きくない。だが、彼らは際立ったドライバーだと思う。才能や彼らが十分に優れているかどうかではなく、どのようなタイプのレースをして、どのようなクルマに乗ってきたかという部分が大きい」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / インディカー