マクラーレン ホンダ F1
マクラーレンは、ホンダの苦闘が続く場合には、2018年F1シーズンのための代替プランを念頭に置いていると事実上の最後通告を突き付けた。

マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、ホンダの能力について“深刻な懸念”を抱いていると語っており、2018年にマクラーレンはメルセデスもしくはルノーにエンジンを変更するとの噂が広まっている。

F1カナダGPのフリー走行中、ザク・ブラウンはエンジンを変更する場合は早急な決断を下さなければならないと述べた。

「我々は2018年マシンの作業を開始している。2018年はもうすぐそこだ」とザク・ブラウンは BBC Radio 5 Live にコメント。

「2018年に影響を与えることはどんな決定であっても夏休みまでに下す必要がある」

「我々にはプランBがあるし、プランCもある。我々は計画を立てている」

「ピットレーンの端から端まで全員が友人でもあるし、コーヒーを飲み、いろいろなことについて話をしている。だから、我々は問題ない」

ザク・ブラウンは、2018年もホンダとの関係を続けるのであれば、ホンダはマクラーレンに戦闘力をつけるための能力を“信頼”させなければならないと述べた。

「現状のプランはクルマの後部にホンダを載せることだ」とザク・ブラウンはコメント。

「だが、今からそれまでの間にいくつかのことを実現させる必要がある。我々としては、来年フィールドの先頭にいることができるという確信がなければならない。我々はそれに一生懸命に取り組んでいる」

「我々は戦闘力を得る必要があるし、戦闘力をつけているという規則的な兆候が必要だ」

「念頭に置いている特定の数値や位置、予選ポジションなどはない。だが、今の我々はレースができていない。我々はレースをフィニッシュできていない。レースをスタートできないという事例もあった」

「そして、もう我々にはそのような余裕はない」

「今から来シーズンまでの間に実現する必要があることは、全てがフィックスし、我々は前進しているという確信を得ることだ」

ザク・ブラウンは、日本のF1研究開発拠点で内部の人員を利用するというホンダの作業方法が成果を挙げなかったと明言した。

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「エリック(ブーリエ)はF1文化について話をしている」とザク・ブラウンは述べた。

「エンジンが製造されている場所、関与している人員にはより多くの経験が必要だ。彼らはそれを得るために新しい思想を取り入れる必要がある」

「いくつかのことを変える必要がある」

「同じことを続けていても、同じ結果しか得られない。彼らはこの2年間で同じことをやっている」

「なので、彼らはいくつか変更する必要があるし、リスクを冒す必要があるかもしれない。通常ではやらないようなことをする必要があるかもしれない」

「ただ同じことをやり続けて、同じ結果を続け、次のレースでは変わるだろうという奇跡的なことを考えているわけにはいかない」

「彼らにはもう少し異なるアプローチが必要だ」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1