マノー、ネルソン・ピケJr.起用の可能性を否定せず

2010年に新たにF1参戦するマノーは、最終戦アブダビGPでヴァージンとの大型スポンサー契約を発表するとみられており、チーム名は“ヴァージンF1”になるとも言われている。
ハンガリーGP直前にルノーを解雇されたネルソン・ピケJr.は、その後、2008年シンガポールGPでのクラッシュが、チーム首脳に指示された故意のクラッシュだったことを暴露。
このクラッシュゲート騒動により、ルノーのチーム代表だったフラビオ・ブリアトーレはモタースポーツ界から永久追放され、技術部門責任者のパット・シモンズも5年間の停職処分となった。また、このクラッシュゲートにより、ルノーのタイトルスポンサーであるINGとムチュア・マドリレーニャが即時スポンサー活動を打ち切った。
そのような重大な騒動を巻き起こしたことで、ネルソン・ピケJr.はF1復帰は困難であり、アメリカにレースの場を移すと語っていた。
しかし、マノーのチーム代表であるジョン・ブースは、「まだ彼とは話をしていないが、彼は若くて優れたドライバーだ」とピケJr.を評価。
「個人的には彼に問題はない。しかし、彼の現在の状況がスポンサーに影響を与えるかは不明だ」
ジョン・ブースは、元A1GPチャンピオンのアダム・キャロルや、F1経験者のクリスチャン・クリエン、アンソニー・デビッドソンとすでに話し合いを行っていることを明かした。
「クリスチャンとは話したが、それ以上はない。アンソニー・デビッドソンとも雑談した。彼はとても速いドライバーだ」
「一流のドライバーがF1の外にいるなんて、驚くべきことだね」
カテゴリー: F1 / マノー / ネルソン・ピケJr. / ヴァージン