【マカオGP】 FIA F3ワールドカップ:劇的レースでティックタムが優勝
第64回マカオグランプリ 2017 FIA F3ワールドカップの決勝レースが19日(日)にギア・サーキットで行われ、ダニエル・ティックタム(Motopark with VEB)が劇的なレースを制して優勝を果たした。
マカオGPは、欧州や日本など世界各地で行われているF3シリーズのランキング上位者が、マカオ市街地のコースで戦う伝統のレース。過去にはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハらが優勝しており、日本人ドライバーでは、2001年に佐藤琢磨、2009年に国本京佑が優勝を成し遂げている。
伝統ある一戦であるマカオグランプリのなかでも、世界各国のF3ドライバーが参加し世界一を競うFIA F3ワールドカップは、数多くの日本人ドライバーが挑んでおり、今シーズンも7名のドライバーが参戦している。
まだ路面に濡れた部分が残るコンディションのなか、現地時間15時30分に15周のレースはスタート。
オープニングラップでトップに立ったのは2番グリッドからスタートしたジョエル・エリクソン(Motopark with VEB)。ポールポジションのカラム・アイロット(SIM Theodore Racing by PREMA)がぴったりとつける展開。その後、佐藤万璃音(Motopark with VEB)がクラッシュし、レースはフルコースイエローとなった。
3周目にはレース再開。トップのエリクソンとアイロットがリスモアを曲がり切れずに後退。その後、エリクソンがコース上でストップして再びフルコースイエローとなり、さらにセーフティカーが導入された。
トップに浮上したのはセルジオ・セッテ・カマラ(Motopark with VEB)、2番手にはマキシミリアン・ギュンター(SIM Theodore Racing by PREMA)、3番手にはフェルディナント・ハプスブルク(Carlin)、そして、ランド・ノリス(Carlin)が4番手まで浮上する。
セーフティカー中にもドラマが。何らかのトラブルが発生したカラム・アイロット、またセーフティカー中にコーナーを回り切れなかった坪井翔がピットインを余儀なくされて最後尾まで順位を下げる。また、20番手から11番手まで順位をあげていたミック・シューマッハ(SIM Theodore Racing by PREMA)が駆動系のトラブルでピットイン。修復に時間をかけながらもレース復帰を目指す。
7周目からレース再開。オーバーテイクの最大のチャンスであるセクター1でイエローフラッグが振られているため、トップ勢は膠着状態。おそらく、関口雄飛(B-MAX Racing Team)と山下健太(B-MAX Racing Team)が関連する事故のようで二人はタイミングモニターでタイムが表示されない。
11周目にはフェルディナント・ハプスブルクが2番手に浮上。14周目にダニエル・ティックタムが2台抜きで3番手に浮上した。
レースは最終ラップで劇的なドラマが。セルジオ・セッテ・カマラとフェルディナント・ハプスブルクのサイド・バイ・サイドの接戦バトルを展開し、最終コーナーでハプスブルクが前に出る。だが、その直後、両ドライバーともコーナーを曲がり切れずにクラッシュ。
結果、ダニエル・ティックタムが優勝。2位にランド・ノリス、3位にラルフ・アロン(Van Amersfoot Racing)が続いた。ハプスブルクはクラッシュした反動で4位でフィニッシュラインを滑り抜けた。
日本人ドライバーの最高位は牧野任祐の9位(Motopark with VEB)。宮田莉朋(TOM'S)が12位、坪井翔が14位(TOM'S)、関口雄飛が18位、山下健太が19位、佐藤万璃音は21位だった。
カテゴリー: F1 / マカオGP
マカオGPは、欧州や日本など世界各地で行われているF3シリーズのランキング上位者が、マカオ市街地のコースで戦う伝統のレース。過去にはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハらが優勝しており、日本人ドライバーでは、2001年に佐藤琢磨、2009年に国本京佑が優勝を成し遂げている。
伝統ある一戦であるマカオグランプリのなかでも、世界各国のF3ドライバーが参加し世界一を競うFIA F3ワールドカップは、数多くの日本人ドライバーが挑んでおり、今シーズンも7名のドライバーが参戦している。
まだ路面に濡れた部分が残るコンディションのなか、現地時間15時30分に15周のレースはスタート。
オープニングラップでトップに立ったのは2番グリッドからスタートしたジョエル・エリクソン(Motopark with VEB)。ポールポジションのカラム・アイロット(SIM Theodore Racing by PREMA)がぴったりとつける展開。その後、佐藤万璃音(Motopark with VEB)がクラッシュし、レースはフルコースイエローとなった。
3周目にはレース再開。トップのエリクソンとアイロットがリスモアを曲がり切れずに後退。その後、エリクソンがコース上でストップして再びフルコースイエローとなり、さらにセーフティカーが導入された。
トップに浮上したのはセルジオ・セッテ・カマラ(Motopark with VEB)、2番手にはマキシミリアン・ギュンター(SIM Theodore Racing by PREMA)、3番手にはフェルディナント・ハプスブルク(Carlin)、そして、ランド・ノリス(Carlin)が4番手まで浮上する。
セーフティカー中にもドラマが。何らかのトラブルが発生したカラム・アイロット、またセーフティカー中にコーナーを回り切れなかった坪井翔がピットインを余儀なくされて最後尾まで順位を下げる。また、20番手から11番手まで順位をあげていたミック・シューマッハ(SIM Theodore Racing by PREMA)が駆動系のトラブルでピットイン。修復に時間をかけながらもレース復帰を目指す。
7周目からレース再開。オーバーテイクの最大のチャンスであるセクター1でイエローフラッグが振られているため、トップ勢は膠着状態。おそらく、関口雄飛(B-MAX Racing Team)と山下健太(B-MAX Racing Team)が関連する事故のようで二人はタイミングモニターでタイムが表示されない。
11周目にはフェルディナント・ハプスブルクが2番手に浮上。14周目にダニエル・ティックタムが2台抜きで3番手に浮上した。
レースは最終ラップで劇的なドラマが。セルジオ・セッテ・カマラとフェルディナント・ハプスブルクのサイド・バイ・サイドの接戦バトルを展開し、最終コーナーでハプスブルクが前に出る。だが、その直後、両ドライバーともコーナーを曲がり切れずにクラッシュ。
結果、ダニエル・ティックタムが優勝。2位にランド・ノリス、3位にラルフ・アロン(Van Amersfoot Racing)が続いた。ハプスブルクはクラッシュした反動で4位でフィニッシュラインを滑り抜けた。
日本人ドライバーの最高位は牧野任祐の9位(Motopark with VEB)。宮田莉朋(TOM'S)が12位、坪井翔が14位(TOM'S)、関口雄飛が18位、山下健太が19位、佐藤万璃音は21位だった。
2017年 マカオグランプリ FIA F3ワールドカップ 決勝レース 結果
Pos | No | ドライバー | チーム | LAPS |
---|---|---|---|---|
1 | 18 | ダニエル・ティックタム | Motopark with VEB | 15 |
2 | 1 | ランド・ノリス | Carlin | 15 |
3 | 25 | ラルフ・アロン | Van Amersfoot Racing | 15 |
4 | 3 | フェルディナント・ハプスブルク | Carlin | 15 |
5 | 9 | マキシミリアン・ギュンター | SIM Theodore Racing by PREMA | 15 |
6 | 26 | ペドロ・ピケ | Van Amersfoot Racing | 15 |
7 | 5 | サッシャ・フェネストラズ | Carlin | 15 |
8 | 8 | 周冠宇 | SIM Theodore Racing by PREMA | 15 |
9 | 16 | 牧野任祐 | Motopark with VEB | 15 |
10 | 2 | ジュアン・ダルヴァラ | Carlin | 15 |
11 | 20 | アレックス・パロウ | Theodore Racing with Doragp Corse | 15 |
12 | 12 | 宮田莉朋 | TOM'S | 15 |
13 | 19 | セルジオ・セッテ・カマラ | Motopark with VEB | 14 |
14 | 11 | 坪井翔 | TOM'S | 14 |
15 | 7 | カラム・アイロット | SIM Theodore Racing by PREMA | 13 |
16 | 10 | ミック・シューマッハ | SIM Theodore Racing by PREMA | 13 |
17 | 6 | デヴリン・デフランチェスコ | Carlin | 10 |
18 | 22 | 関口雄飛 | B-MAX Racing Team | 6 |
19 | 21 | 山下健太 | B-MAX Racing Team | 6 |
20 | 15 | ジョエル・エリクソン | Motopark with VEB | 2 |
21 | 17 | 佐藤万璃音 | Motopark with VEB |
第64回マカオグランプリ FIA F3ワールドカップ 決勝
カテゴリー: F1 / マカオGP