ロータス
ロータスのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、ロータスが採用した“2本牙ノーズ”がトラック上でアドバンテージがあることが証明されたと述べた。

ロータスの新車E22は、先週の4日間のバーレーンテストで初めて人前で走行したが、トラック上での空力データはうまく機能していることを示したとニック・チェスターは述べた。

「クルマから返ってくる空力の数値を見れば、うまく機能しているようだ」

「スタンダードなローノーズよりもどれくらい良いと思っているかについて数値を述べるつもりはないが、大きな成果を挙げていることがわかった。それが我々がそれを追求した理由だ」

ニック・チェスターは、特にチームを離脱したスタッフによって他チームもそのアイデアには気づいており、誰もそのコンセプトを採用しなかったことに驚いていると認める。

トロ・ロッソのテクニカルディレクターのジュームス・キーは、そのアイデアを検討したことを認めており、ロータスからフェラーリに移籍したジェームズ・アリソンもそのコンセプトに気づいていたことを認めている。

誰もそのアイデアをコピーしなかったことに驚いたかと質問されたニック・チェスターは「ある意味そうだね」とコメント。

「一部のチームはかなり早い段階でこのコンセプトを目にする幸運に恵まれ、1チームか2チームはこれを試し、もしかしたら開発したかもしれないと思う」

「このノーズで難しい点の一つは、構造的に開発し、クラッシュテストをするのが非常に困難だということだ。彼らはすでにこのようなノーズを開発するには手遅れの道を進んでいるのかもしれない」

「これがスタンダードなノーズとは大きく異なる構造であることは明らかであり、我々が満足し、クラッシュテストを通過できるポイントにたどり着くまでに何度も反復を繰り返した」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ロータス