元F1ドライバーのローガン・サージェント IDECとのELMS参戦を取りやめ
元F1ドライバーのローガン・サージェントは、ジェネシスが支援するIDECスポーツチームと今年予定していたELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)への参戦を取りやめた。

フランスのチームは火曜日、ローガン・サージェントが「さらなる興味を追求するためにスポーツから離れる」と発表し、数日のうちに別のドライバーと交代すると発表した。

ローガン・サージェントは、チームのORECA 07-Gibson LMP2カー2台のうちの1台を駆り、2025年のELMSトップクラスで、Wシリーズ3連覇のジェイミー・チャドウィックと19歳のマティス・ジョーベールとともにレースに出場する予定だった。

これは、ヒョンデの高級ブランドであるジェネシスとのLMDhドライブのポテンシャルへの足がかりと見られていた。ジェネシスは、2026年の世界耐久選手権と2027年のIMSAスポーツカー選手権への参戦を目指し、IDECと提携している。

「IDEC SPORTとGenesis Magma Racingは、彼の決断を尊重し、数日以内に後任を発表する予定である」とチームの声明には書かれている。「ローガンの今後のプロジェクトが成功することを祈っている」

ローガン・サージェントは2023年にウィリアムズでF1デビューを果たしたが、昨シーズン途中に成績不振を理由にチームから解雇され、フランコ・コラピントが彼のシートに座った。

サージェントは、36回のグランプリでスタートを切ったが、2023年の地元オースティンでのレースで10位に入賞し、1ポイントを獲得したのみで、チームメイトのアレックス・アルボンに総合的に大きく差をつけられた。

24歳のサージェントにとって、スポーツカーレースへの移籍は、同カテゴリーでの経験があることから理にかなった選択と見られていた。2021年にはTFスポーツの一員としてELMSの2ラウンドに出場し、同年にはフェラーリGT3でル・マン・カップにも出場している。

サージェントは、IDECスポーツからの離脱と今後の計画について、まだコメントしていない。彼は11月にポールリカールでチームのLMP2マシンのテストを行い、新シーズンに向けて準備を進めていた。

ハイブリッドプロトタイプの設計でオレカと提携しているジェネシスは、同チーム初のトップクラスのスポット参戦プログラムについて、アンドレ・ロッテラーとピポ・デラーニの2名のみを発表している。

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カテゴリー: F1 / ローガン・サージェント