リアム・ローソン 角田裕毅の批判に反論「何を怒ってるのか全然わからない」

両者ともQ2で敗退し、決勝はローソンが12番手、角田裕毅が13番手からスタートする。ローソンはこの批判を軽く受け流した。
「正直、彼が何を不満に思っているのか全くわからない」と、昨年レーシングブルズで角田裕毅のチームメイトだったローソンは語った。
「今日の予選で自分が彼の前にいた記憶もない。怒っているのなら怒ればいいけど、僕には関係ない」
予選での風の影響に不満を示すローソン
ローソンがより悔しがったのは、Q3進出を逃した原因についてだった。23歳のニュージーランド出身ドライバーは、VCARB 02のポテンシャルを発揮できなかったことを残念がった。
「全体的に本当に良かったんだ」と、スプリントレースで9位だったローソンは語った。「でも1コーナーで強い突風を受けて、マシンのバランスが大きく乱れた。それが本当に悪いタイミングで来てしまった」
「もしこれが僕たちのベストだったなら、まあ満足していたと思うけど、速いマシンを持っていながらそれを引き出せなかったのは悔しい」

角田裕毅は再びローソンを批判
角田裕毅もまた、予選でQ3進出を逃したことに落胆し、改めてローソンの行動を問題視した。
「ターン11で彼がすごくゆっくり走っていて、僕を待っているような感じでした。コーナーの真ん中で止まりそうな感じで、正直理想的ではなかったです」と語った。
「それまではQ3に進めるだけのペースがあったのに、あの場面ですべてを失ってしまいました。本当にフラストレーションがたまりました」
角田裕毅は、ローソンが意図的にそうしたのかはわからないとしながらも、「彼にそのことを伝えようと思います」と語っている。
分析:微妙な関係が再燃、レッドブル勢内部の火種
アメリカGP予選後のこの一件は、2024年にチームメイトとして戦った角田裕毅とリアム・ローソンの間に再び火種を生んだ。両者ともレッドブル・グループに属しながらも、今季は異なるチームで戦う。
ローソンは終始冷静な姿勢を見せた一方で、角田裕毅はトラフィックと失速に苛立ちを隠さなかった。2人のコメントの食い違いは、レッドブル系ドライバー間の競争意識の強さを象徴している。
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