「角田裕毅とのF1日本GPのバトルは限りなくギリギリだった」とローソン
角田裕毅とのF1日本GPのレース序盤のバトルは「限りなく接戦」だとリアム・ローソンは語った。

欠場中のダニエル・リカルドの代役を務めているニュージーランド出身のローソンは、シンガポールGPで初ポイントを獲得したものの、鈴鹿ではトップ10にあと1つ届かなかった。

チェッカーフラッグを受けたのはわずか15台だったが、アルファタウリの両ドライバーは1周目を終えりを超えてポイント圏内の最後尾のポジションをキープすることができなかった。

ローソンは、金曜のプラクティスから抱いていたロングランペースへの不安が、53周のレースで現実のものとなったことを認めている。

「ロングランでのスピードがまったく足りなかった」とローソンは評価した。

「正直なところ、プラクティスの後、あまり自信を持っていなかったと思う。自分たちのロングランのペースが驚くべきものではないことは分かっていたからね。それにトップ集団のほとんどがフィニッシュした。フィニッシュできなかったのはチェコ(セルジオ・ペレス)だけだったかもしれない。他のみんなは完走していたし、僕たちにはアルピーヌとアストンにはスピードが足りなかった。自分たちの持っているものを最大限に出し切ったけどね」

「もう少しだったけれど、残念ながら十分ではなかった」

角田裕毅 F1

ローソンは予選でチームメイトの角田裕毅に負けたが、決勝ではいくつかのコーナーにまたがる激しい攻防の末、オープニングラップで角田の前に出た。

角田裕毅が1回目のピットストップで先行したが、ローソンは次のピットストップで優先権を獲得し、再びアルファタウリのホームで首位に立つことを確実にした。

「限りなく接戦だったと思う」と角田裕毅とのデュエルについてローソンは語った。

「彼はターン1で囲まれたので、なんとか抜くことができた。そして、彼がやり返してきたので、僕もやり返した、基本的にセーフティカーまでのラップ全体を通してそうだったの。フェアだったと考えているし、ほとんどのレースがそうだったと思う」

「戦略上、第1スティントの終盤は僕が彼の後ろにあり、第2スティントで彼が僕の後ろなかった。でも正直なところ、今日はポイント圏内でフィニッシュできるようなペースはなかったと思う」

シンガポールでの英雄的な結果を再現できなかったにもかかわらず、ローソンは週末全体を最大限に活用できたと確信している。

「明らかにシンガポールは素晴らしかったし、ポイントを獲得できた。今週末のレースでは、ペースに本当に満足していたと思う」とローソンは振り返った。

「僕としてもチームとしても、今週末はセッションを最大限に生かすために懸命に働いたと思うし、正直なところ、各セッションでステップアップはできたが、残念ながら十分ではなかった」

「もし何台かが完走できなかったら、ポイント圏内でフィニッシュできたと思う。でも現実的には、全員が完走したので、実際にそれを達成するだけのペースはなかった。僕たちはできる限りのことをしたと思う」

アルファタウリのトラックサイドエンジニアリング責任者のジョナサン・エドルズは金曜日、日本でリカルドが手の骨折からの復帰はまだ「しばらく先」であることを認めた。

カタールGPでAT04に残るという示唆があったのかと問われたローソンは「そのための準備はする。ダニエルに可能な限り最高のチャンスを与えるために、週末が近づくにつれて決断が下されると思うけど、今のところは通常通りの準備をしている」と語った。

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カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / F1日本GP / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅