F1ラスベガスGP：サーキットに漂うマリファナの匂いにドライバーが苦情
2022年にデビューしたストリートサーキットは、有名なラスベガスのストリップ地区の照明の下で行われた。主催者にとっては、排水溝の不具合から凍結気象条件まで、さまざまな問題が生じている。
ウィリアムズのルーキー、フランコ・コラピントは、もし20人のドライバーが薬物検査を受けたら、そのガスを吸い込むことで問題が起きるかもしれないと冗談を言った。
「ええ、マリファナの匂いがした」とコラピントは語った。
「もし今、ドライバーたちに薬物検査をしたら、全員が陽性反応を示すと思う。全員が陽性反応を示したら、大変なことになるよね」
2回目のフリープラクティスセッションを終えた後、レッドブルのセルジオ・ペレスは刺激の強い香りを好ましく思っておらず、この問題について話し合うための会議を設定することを誓った。
「サーキット周辺で非常に目立つのは、夜通し続くマリファナの匂いだ」とペレスは語った。
「もううんざりだ。その量は信じられないほどだ。これは間違いなく、すべてのドライバーが話題にするだろう」
F1ドライバーはFIAのアンチ・ドーピング規定により薬物の摂取が禁止されており、コラピントの冗談めかした発言を受けて、ドライバーが危険にさらされているという指摘はない。
しかし、この問題が続くようであれば、トラックの主催者にとって問題となる可能性がある。大麻が依然としてB級薬物である英国とは異なり、米国のネバダ州では植物由来のこの物質は医療用および娯楽用ともに合法である。
ファンは、3.8マイルのサーキットのゲート内に薬物を持ち込むことは禁止されている。しかし、厳重なセキュリティチェックがあっても、あの独特の匂いはどうにかして入り込んでいるようだ。
案の定、サーキットの拠点からわずか5キロしか離れていないジェイド・カンナビス社の店舗は、レースに訪れるF1ファンをウェブサイト上のメッセージで誘惑しようとしている。
「ラスベガスF1イベント参加者の皆様へ。マリファナで体験をさらに高めることができます」と書かれている。
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