F1ラスベガスGP 予選:11番手以降 F1ドライバーコメント
2023年F1第22戦ラスベガスGPの予選で11番手以降だったドライバーのコメント。

ラスベガス・ストリップ・サーキットの進化が大きい新しい路面はサプライズを生み出し、ルイス・ハミルトンやセルジオ・ペレスといったランキング上位ランカーがQ2で脱落。角田裕毅は最下位20番手でセッションを終えた。

11番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「素晴らしい予選セッションではなかったけど、これが現状だ。グリップ不足に本当に悩まされたし、セッションを通してタイヤをうまく使うことができなかった。理想的とは言えないけど、ずっと抱えていた問題なんだ。かなりの量のトラックの進化が見られた。クレイジーな量はないけど、Q2での最終ラップのタイムを更新することができず、ノックアウトされるには十分だった。プラクティスでは、フィールドの上でも下でもタイヤのグレイニングが見られたので、それがグランプリでも続くかどうかを見るのは興味深いことになるだろう。明日はタイヤマネジメント、タイヤの持ち込み方、プッシュするところとしないところ、そして進め方が鍵になると思う。FP3の前にマシンにいくつか変更を加えたので、それがレースで役立つことを期待している」

12番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「ついていない予選だった。各車接戦だったけど、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができなかった。もっと速いペースがあったはずだけど、出しきることができなかったので原因を調べなければならない。また、僕たちの走行プランが的確ではなかったかもしれない。Q2を4分残して早めに終えてしまったけおd、そのあとは路面がだんだんとよくなっているようだった。改善は必要だけおd、最善を尽くした結果だし、レースに強いマシンは準備できているから、さらに上を目指せるはずでだ。ストリップでDRSはとても有効だと思うので、辛抱強く自分たちのペースを信じて戦う。明日はきっと面白いレースになるだろう」

13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「僕らにはペースがあると思うし、ケビンがそこにいるので明らかに我々にはそれがある。僕にもペースはあったけれど、残念なことに7コーナーでロックしてしまい、大事な最終ラップでクリーンラップができなかった。明日はまだレースや戦いができる可能性が半分残っていると感じている。気温が低いことが助けになることを期待しているし、あとはグレイニングの問題だけだけど、どのマシンも似たような問題を抱えていると思う。グレイニングは想定内だから、可能な限りそれを避けることが重要だ。誰もここでレースをしたことがないので疑問符が残るけど、もしかしたらチャンスがあるかもしれない」

14番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日のマシンのフィーリングはかなり良かったし、最終ラップも満足できたけど、Q2ではストレートスピードが少し足りなかったと思う。フィールドが非常にタイトな場合、それがノックアウトされるかQ3に進むかの違いになる可能性がる。明日のレースはグリッドペナルティを考えれば難しいだろうけど、コーナーでのペースはいいし、タイヤもうまくコントロールできると思う。この状況を最大限に生かして、ラスベガスの街でのレースを楽しみたい」

15番手:ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
「新しいアスファルトはグリップが低く、さらに昼間は一般開放されているこの路面で、グリップを引き出すのに苦戦している。昨日から夜通し大きく改善を施したけど、今日はこれ以上できることがなかった。Q2に進出できるほどに改善できたことはよかったけど、一発の速さが足りず、タイヤを思ったように扱うことにも苦戦していた。ロングランには自信があるので、明日は楽しみにしている。レースはどうなるか読めないけど、よい戦いができると思う」

16番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「予選は悔しい結果に終わった。FP3ではペースは悪くなかったのに、予選ではうまくいかなかった。タイヤは期待していたほどのパフォーマンスではなかったし、グレイニングもひどかったので、2セット目を使うべきだったかもしれない。明日まだチャンスがある。マシンのペースは予選よりも良かったし、アウト・オブ・ポジションのマシンがたくさにる。今夜は作戦を練って、明日はポイント圏内に浮上したい」

17番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日の結果は飲み込むのが難しいし、またしても、僕たちの思い通りにならなかった。Q1を抜け出すのは決して簡単なことではない。特に僕たちが示すことができたペースではね。データを見る限り、楽にQ2進出を決めることができたはずだから、マシンのパフォーマンスを生かすことができなかったのはもっと悔しい。最初のラップでトラフィックにぶつかり、2周目にはターン1でマックス(フェルスタッペン)とのインシデントによってタイムと勢いを失い、コンマ7秒ほどロスしてしまった。その後、残りのラップはプッシュし続け、もう少しで改善するところだったけど、残念ながら敗退となってしまった。今日はポジティブなこともあったし、僕たちのマシンはここで速いので、明日も戦えることはたくさんあるし、良い結果を達成するために全力を尽くす」

18番手:周冠宇(アルファロメオ)
「ペースはまずまずで、Q2進出を争うことができたと思う。残念ながら、最終ラップでトラフィックに遭遇してしまい、トラックがベストな状態のときにタイムを更新することができなかった。それでも主要なライバルたちに混じって走れたと思うし、レースに向けて希望が持てた。9列目からのスタートは確かに難しいだろうけど、僕たちは選択肢をオープンにしている。良いスタートとアグレッシブな戦略で、少しでも順位を上げたい」

19番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「予選は明らかに計画通りにいかなかった。タイヤ戦略を見直す必要がある。他のチームが2セットのタイヤを使ったのなら、僕たちが後方になった理由がよくわかると思う。FP3の後のタイヤの挙動やペースは少し予想外だった。有望に見えていた。残念だけど、ここには長いストレートがたくさんあるので、明日はまた前進できることを願っている」

20番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「言葉になりません。もっとできたはずなのに、ベストなパフォーマンスを発揮することができず、とても悔しいです。自分のベストを尽くしましたが、十分ではありませんでした。ストレートでのスピードが足りず苦戦しているので、チャレンジングなレースウイークになりそうです。予選にはセットアップを少し変更して挑みました。最終セクターでトラフィックがあったので、タイヤに十分な熱を入れて最後のアタックラップを走ることができず、グリップが足りずにロックアップしてしまいました。マシンのペースは悪くないですし、グリップが低いこの路面では明日なにが起こるか分からないので、ベストを尽くして、できるかぎりポジションを上げられるようがんばります」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ラスベガスGP / F1ドライバー