ランド・ノリス ピアストリとの接触を正当化「咎めるならF1にいるべきじゃない」

その後、ターン3にかけてピアストリと並走する形となり、前方のレッドブルのマックス・フェルスタッペンのリアを軽くヒット。
この際、25歳のノリスのマシン(MCL39)はピアストリのマシンにも接触し、フロントウイングのエンドプレートを損傷した。しかしこの接触によりノリスはピアストリの前に出ることに成功。無線で不満を訴えたピアストリだったが、チームはポジションの入れ替えを指示しなかった。
レース後の記者会見で、オープニングラップでピアストリに対して攻撃的だったのかと問われたノリスはこう答えた。
「マックスに当たっただけだ。チームメイトに対して攻撃的だったわけじゃない」
さらに「フェルスタッペンとの接触を避けるためにピアストリ側に寄せたのか」と尋ねられると、彼は短く「そうだ」と答えた。
この日の3位フィニッシュで、ノリスはドライバーズランキング首位のピアストリとの差を縮め、シンガポールでは3年連続となる表彰台を獲得した。

ノリス「誰でも同じことをしたはず。僕は悪くない」
マクラーレンのランド・ノリスは、チームメイトのピアストリとの接触について「自分の責任ではない」と主張した。記者会見で改めてこの件について問われた彼は、こう振り返った。
「見直して、もう少し違うやり方があったかもしれないとは思う。でもグリッド上の誰だって僕と同じことをしたはずだ。僕が大きく開いていたイン側のスペースにマシンを入れただけで、それを咎めるならF1にいるべきじゃないと思う」
「もちろんマックスとの距離を少し読み違えたのは確かだけど、それもレースだ。結局何も起きなかったし、どうせ僕はオスカーより前に出ていたと思う。僕はイン側で、彼はアウト側のダーティーなラインにいたからね。もちろん反省すべき点はあると思うけど、チームメイトと接触するのは望んでないんだ。なにより、そうすると君たち(メディア)に質問攻めにされるからね」
この結果、ノリスはランキング首位のピアストリに22ポイント差まで迫った。残るは6戦と3つのスプリントだ。
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