ランス・ストロール “軍事グループ”にエスコートされてF1パドックに帰還

スタート直後、ガブリエル・ボルトレトにサイドから衝突されAMR25が致命的な損傷を負い、ストロールのレースは即終了となった。前戦に続く2戦連続の接触となったが、ストロールは落ち着いた口調で状況を語った。
接触の原因は「寒さによるロックアップ」――ボルトレトを擁護
ストロールは、ボルトレトのミスが故意ではないことを強調した。
「ガビがわざとやったわけじゃない。こういう低温のコンディションではブレーキがロックしてコントロールを失うことがある。僕らどちらにとっても楽しいことじゃないけど、意図的じゃない」
ボルトレトが謝罪のために探していたという報道については、ストロールは次のように答えた。
「僕はサーキットの反対側にいたんだ。40〜50周くらいね。もし彼が謝らなくても構わないよ。彼は良い子だし、わざとじゃない。寒い条件では誰にでも起こり得ることだ」
“軍事グループ”の護衛でパドックへ戻る珍事
ストロールはレースのほとんどをコース外で過ごし、なぜ50周近く戻れなかったのかという質問に対して、驚きの経緯を説明した。
「ここ(パドック)には戻れないんだ。すべての道路が封鎖されていたからね。だから戻ろうとしていたんだけど、最終的にカートに乗せてもらって、軍事グループみたいな人たちにエスコートされて戻ったよ」
「戻るのに40周くらいかかった。でもなんとかパドックに戻ってこられた。あっち側で一晩過ごさずに済んだよ」
ラスベガス市街地ならではの交通封鎖が生んだ、レース外の“珍事件”となった。
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