小林可夢偉 「NASCARには日本で人気が出る大きなポテンシャルがある」
小林可夢偉は、先週末インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのNASCARカップシリーズにデビュー。自身の出場が母国日本でのNASCARの人気の向上につながることを期待している。

「私はNASCARを体験するためにここに来ていますが、同時にNASCARを日本に広めたいと思っています」と小林可夢偉はNBC Sportsに語った。「大きなポテンシャルがあると思います」

22番グリッドからスタートした小林可夢偉は、82周のレースで2度の追突に見舞われ、最終的に33位でNASCARデビュー戦を終えた。

「初めてだらけのNASCARでしたが、TOYOTA GAZOO Racingファミリーの温かさ、キズナも感じることができて、このチャレンジも僕一人じゃない、皆と一緒に戦えていると思えました」

「また、日本では深夜にもかかわらず、僕のデビュー戦を見守ってくださったファンの方々にも感謝しています。遠く日本からの声援も、僕の大きな力になりました。僕を支えてくださった方々、応援してくださった方々、すべての皆さんにあらためて本当にありがとうございましたとお伝えしたいです」

「今回、僕自身すごく楽しかったですし、こうして実際に戦ってみてやはりアメリカの三大スポーツのひとつで日本人ドライバーが活躍するというのはひとつの夢なんじゃないかなと感じました」

「今回の経験でNASCARがどういうものか、エンジニアやメカニックがどう働くのかなど、とても理解できて、すごくいい経験になったので、またチャンスをいただけるのであれば僕はぜひ再挑戦したいです」

現在、トヨタのドライバーの海外でのステップアップの場は、WEC(FIA 世界耐久選手権)とWRC(世界ラリー選手権)となっているが、そこにNASCARという選択肢が加わることになるかもしれない。

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / トヨタ / NASCAR