小林可夢偉 「連続してポイントを獲得できていることには満足」
小林可夢偉が、10位入賞を果たしたF1中国GPの週末を振り返った。
「上海インターナショナルサーキットは普段使われていないので、初日の金曜日は路面の埃が多く滑りやすくて、全然グリップしなかった。タイヤがオーバーヒート気味でグリップを発揮する前に終わってしまう感じでした」と小林可夢偉はF1中国GPでの初日を振り返る。
「ただ、午後の最後のオプションのロングランのペースは悪くはないという印象だったので、いいバランスを見つけつつ、路面が良くなることを待つという状況でした」
しかし、土曜日になると状況は変化したと小林可夢偉は説明する。
「ところが土曜日になると気温が下がったせいもあってか、ハード側のプライムタイヤが意外と良くなったんだけど、今度はオプションが良くなくて、前日とはまったく違う状態でした」
「予選に向けてはあまりクルマのセットアップを変えずにタイヤの内圧を調整して出て行ったんです。第1セッションはぎりぎりでしたけど、実は僕、余裕だろうと思ってモニターを見てなかったんですよね。第2セッションの1回目のアタックにいったら、オプションの新品なのにグリップしなくて一気にコンマ6秒とか落ちて、完全にあそこではまりました」
予選Q2では、残り2分にヴィタリー・ペトロフがコース上に停止して赤旗中断。小林可夢偉も最終アタックを決めることができず、予選は13番手で終えた。
「で、結局2回目のアタックのためにコースインしたら赤旗。セッションが再開するのをピット レーンで待っている間でタイヤの温度がドンドン冷えていったし、前でミハエルがコースオフしたりと、きちんとタイムを出せる状況ではなかった。まあ納得できる内容ではなかったですけど、たまにはこういう予選もあります」
「決勝レースはスタートで順位を上げられたのがまずひとつ。前に遅いクルマ、後ろから速いクルマと難しい状況でしたけど、とにかく無理するところは無理しないとポジションはキープできないですから。ただ思っていた以上にフロントタイヤのタレも大きかったですね」
レース序盤、小林可夢偉はヘイキ・コバライネンと接触してフロントノーズを破損した。
「ノーズが壊れたのはコバライネンが当たったからです。僕がスーティルに迫ろうとしていた時にコバライネンもいたんですけど、たぶん僕のことが見えてなかったんでしょうね。まあドライビングにはそこまで影響はなかったですけど、その穴から風と埃がコクピットのなかにいっぱい入るようになって、ヘルメットを被っていてもいっぱい目に入ってきたり、レースが終わったらめっちゃレーシングスーツが汚れてました」
最終的に10位でフィニッシュした小林可夢偉は、2戦連続でポイントを獲得した。
「2回目のピットストップはもうちょっとひっぱる予定だったんですけど、タイヤがきつかったんで早めにプライムに変えました。その後はどこで勝負にでるか考えていて、残り3周でディレスタを抜きました」
「全体的に前回ほど余裕がなかったし、予想以上にリタイアも少なかったけれども、前でゴールしているのは、僕たちよりも速いクルマだけ。たった1点だけれどしっかりとポイントを獲得できたし、僕たちとしては充分頑張ったレースでした」
「トップチームじゃないのにコンスタントにポイントを獲るというのは簡単なようで難しいですからね。だからちゃんと連続してポイントを獲得できていることに自分としては満足しています」
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム
「上海インターナショナルサーキットは普段使われていないので、初日の金曜日は路面の埃が多く滑りやすくて、全然グリップしなかった。タイヤがオーバーヒート気味でグリップを発揮する前に終わってしまう感じでした」と小林可夢偉はF1中国GPでの初日を振り返る。
「ただ、午後の最後のオプションのロングランのペースは悪くはないという印象だったので、いいバランスを見つけつつ、路面が良くなることを待つという状況でした」
しかし、土曜日になると状況は変化したと小林可夢偉は説明する。
「ところが土曜日になると気温が下がったせいもあってか、ハード側のプライムタイヤが意外と良くなったんだけど、今度はオプションが良くなくて、前日とはまったく違う状態でした」
「予選に向けてはあまりクルマのセットアップを変えずにタイヤの内圧を調整して出て行ったんです。第1セッションはぎりぎりでしたけど、実は僕、余裕だろうと思ってモニターを見てなかったんですよね。第2セッションの1回目のアタックにいったら、オプションの新品なのにグリップしなくて一気にコンマ6秒とか落ちて、完全にあそこではまりました」
予選Q2では、残り2分にヴィタリー・ペトロフがコース上に停止して赤旗中断。小林可夢偉も最終アタックを決めることができず、予選は13番手で終えた。
「で、結局2回目のアタックのためにコースインしたら赤旗。セッションが再開するのをピット レーンで待っている間でタイヤの温度がドンドン冷えていったし、前でミハエルがコースオフしたりと、きちんとタイムを出せる状況ではなかった。まあ納得できる内容ではなかったですけど、たまにはこういう予選もあります」
「決勝レースはスタートで順位を上げられたのがまずひとつ。前に遅いクルマ、後ろから速いクルマと難しい状況でしたけど、とにかく無理するところは無理しないとポジションはキープできないですから。ただ思っていた以上にフロントタイヤのタレも大きかったですね」
レース序盤、小林可夢偉はヘイキ・コバライネンと接触してフロントノーズを破損した。
「ノーズが壊れたのはコバライネンが当たったからです。僕がスーティルに迫ろうとしていた時にコバライネンもいたんですけど、たぶん僕のことが見えてなかったんでしょうね。まあドライビングにはそこまで影響はなかったですけど、その穴から風と埃がコクピットのなかにいっぱい入るようになって、ヘルメットを被っていてもいっぱい目に入ってきたり、レースが終わったらめっちゃレーシングスーツが汚れてました」
最終的に10位でフィニッシュした小林可夢偉は、2戦連続でポイントを獲得した。
「2回目のピットストップはもうちょっとひっぱる予定だったんですけど、タイヤがきつかったんで早めにプライムに変えました。その後はどこで勝負にでるか考えていて、残り3周でディレスタを抜きました」
「全体的に前回ほど余裕がなかったし、予想以上にリタイアも少なかったけれども、前でゴールしているのは、僕たちよりも速いクルマだけ。たった1点だけれどしっかりとポイントを獲得できたし、僕たちとしては充分頑張ったレースでした」
「トップチームじゃないのにコンスタントにポイントを獲るというのは簡単なようで難しいですからね。だからちゃんと連続してポイントを獲得できていることに自分としては満足しています」
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム