野田樹潤 フォーミュラE女子テストで9番手タイムをマーク

フォーミュラEが開催するウイメンズテストは、昨年の初開催よりも走行時間が倍に延長され、多様性推進への取り組みの一環として実施された。このプログラムは、女性ドライバーたちにフォーミュラEのワールドクラスチームやメーカーと関係を築く機会を提供することを目的としている。
マヒンドラ・レーシングから参加したクロエ・チェンバースが両セッションを制し、午後のセッションで1分22秒767という最速タイムを記録した。F1アカデミーでの活躍で知られるチェンバースは、今回の走行に向けてチームと入念に準備を重ねてきた。
テスト全体では、マヒンドラにとって朗報が続いた。というのも、同チームのエドアルド・モルタラも、週初めに行われた公式テスト4日間の総合最速タイムをマークしていたからだ。
昨年の最速ドライバーであるアビー・プリングはニッサンから出走し、チェンバースとの差はわずか0.064秒で2番手につけた。ビアンカ・ブスタマンテ(クプラ・キーロ)が3番手。アリス・パウエル(エンビジョン・レーシング)は午後のセッションの大部分をバッテリーシステムの不具合で欠場したものの4番手に入った。チームメイトのエラ・ロイドは5番手、続いてジェイミー・チャドウィック(ジャガーTCSレーシング)、タチアナ・カルデロン(シトロエン・レーシング)、そして地元バレンシア出身のネレア・マルティ(アンドレッティ)が8番手となった。
スーパーフォーミュラに参戦している野田樹潤は、今回が初めてのフォーミュラEマシン体験で、ジャガーTCSレーシングから9番手タイムを記録した。マルタ・ガルシア(ローラ・ヤマハABT)が10番手。ガブリエラ・ジルコバ(ポルシェ)が11番手で、チームメイトのヤニナ・シャルは13番手だった。DSペンスキーのジェシカ・エドガーとリンジー・ブリュワーは、それぞれ12番手と14番手で走行を終えた。
このテストでは、複数の現役フォーミュラEドライバーも現場に残り、データ収集やドライバー支援を行いながら、12月6日に開幕する2025/26シーズンの初戦サンパウロ戦に向けた準備を進めていた。

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