F1イタリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2025年F1イタリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。9月6日(土)にモンツァ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第16戦 イタリアグランプリのフリープラクティスが行われた。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコースレコードで今季5度目のポールポジションを獲得した。僅差でランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢が続き、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4番手に入った。

フェラーリ勢はルイス・ハミルトンが5番手につけたものの、グリッド降格により10番手からのスタートとなる。メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリが6・7番手に並び、ミッドフィールド最上位はガブリエル・ボルトレト(ザウバー)が8番手、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が9番手。角田裕毅(レッドブル)はQ3に進出し、10番手グリッドを確保した。

1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日は僕たちにとって素晴らしい一日で、このサーキットでこれだけ競争力を発揮できたのは嬉しい。ここでポールを取れるのは大きいし、この成功は祝うべきだ。自信にもつながった。ここはいつもタフで、ローダウンフォースで走る中で本当に攻めなければならず、完璧にアペックスを突く必要がある。最速ラップを獲れて素晴らしいが、この手のスタッツにはあまり関心がない。状況によって大きく変わるからだ。新しい舗装も助けになったし、すべてのセッションで少しずつ改善できたのは狙い通りだった。クルマはより良いウインドウに入り、自信を持ってコーナーを攻められるようになった。明日はもちろん勝利が目標だ。マクラーレンはかなり強力なので簡単ではないが、タイヤの感触が良ければ、何が起こるかわからない」

2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「僕にとってかなりアップダウンのあるセッションだったけど、最終ラップでしっかりまとめられたのは良かったし、明日のグリッドで2番手にいることに満足している。悪くないポジションだし、マックスが今日速いことは分かっていた。もちろん全員の前にいたかったけど、マックスを抜くのはタフだろうし、後ろにも速いクルマがいる。レースは長いし、何が起こるか分からない。でも日曜は僕たちの強みが出るから楽しみだ」

3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日は本当に僅差の予選だった。セッションをうまく組み立ててペースを上げていけたと思う。望んでいたスタート位置ではないが、この週末は本当に接戦だったことを示している。多くのチームが速さを見せているが、僕たちには良いレースペースがあるし、要素も多い。だから前進できると確信している」

4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「Q3でのラップにはとても満足していて、P4が今日僕たちのクルマから引き出せる最大の結果だった。去年ここで良いレースができたので、再現できるよう全力を尽くす。モンツァで表彰台に立つのは信じられないほど素晴らしいことだし、週末を通して多くのサポートをくれたティフォシのためにもやりたい。タフになるのは間違いなく、ここまではレッドブルとマクラーレンが優勢だったが、僕たちは全力で特別な結果を目指す」

5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「全体的にポジティブな週末だった。ペナルティがなければ満足できる結果だった。チームは懸命に働いてくれたし、ティフォシのエネルギーが毎日特別なものになっていて、自分をさらに後押ししてくれた。10番手スタートは簡単ではないし戦略が鍵になる。でもロングランでは良いペースを見せられたし、ここはオーバーテイクが可能なサーキットだ。今夜もしっかり準備して、ティフォシを誇らしく思わせる結果を出したい」

角田裕毅 イタリアGP F1

6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日の結果には少しがっかりしている。Q3でどのタイヤを使うかについて誤解があったが、最終的にはそのセグメントで十分な仕事ができなかった。Q1ではミディアムで最速、Q2ではキミがソフトで2番手だったから、最終結果のP6以上のものを達成できたはずだ。グリッドペナルティで明日は5番手からスタートする。オーバーテイクは難しいが、前には速いフェラーリもいる。チャンスが来れば活かしたい」

7番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「最近の予選に比べてかなり良い結果だ。FP2で走行時間を失った後にスピードを取り戻す必要があったけど、再び前方からスタートできるのは良いことだ。もっと上を狙えたと思うが、全体としては満足している。フィールドは非常に僅差で、僕たちはフェラーリに対して直線速度で少し劣っている。ここでは追い抜きが難しいので、6番手から多くの進歩を遂げるのは簡単ではないと思う。ただしレースペースは良いので、うまく活かせれば強い結果が得られるはずだ」

8番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
「今日のパフォーマンスにはとても満足している。最後のラップは理想的ではなく、少し残してしまった感触はあるが、それでも強い位置からスタートできる。クルマの感触は良く、ペースもある。明日は面白い展開になると思う。グリッドを見れば前にはトップチームが並んでいるが、しっかり戦って何が可能かを見てみたい」

9番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「ここモンツァでQ3に進めるとは思っていなかったので嬉しい。予選ではクルマの調子がずっと良く、チームもタイヤの準備やトラフィック処理をしっかりやってくれた。直線で遅いのは分かっているが、明日はトップ10からスタートできるので、ポイント獲得に少し楽観的になれる。何ができるか見てみよう」

10番手:角田裕毅(レッドブル)
「Q3に進出できたのは今日目指していたことだったので満足しています。ザントフォールトでポイントを獲得できたことも含めて、レースごとに進歩していることを感じます。Q3では先頭で走らざるを得ず、モンツァ特有のスリップストリームを得られなかったのは残念でした。チーム全体、そしてポールを獲得したマックスを祝福したいです。決して簡単ではなかったですが、ガレージの全員が適応力を発揮しているのを実感しました。Q3では一貫性を示せたと思いますし、マックスとの差もコンマ1秒とポジティブに受け止めています。スパからのアップグレードで進歩を感じていますが、まだバランスには課題が残っています。明日は簡単ではないでしょうし、1周の速さも完璧ではありませんでしたが、自信を持っています」

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カテゴリー: F1 / F1イタリアGP / F1ドライバー