F1イタリアGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

中盤以降はミッドフィールド勢による僅差の争いとなり、オリバー・ベアマン(ハース)が11番手で健闘したが、Q3進出にはあと一歩届かなかった。ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は12番手、ウィリアムズ勢はカルロス・サインツJr.が13番手、アレクサンダー・アルボンが14番手で並んだ。
エステバン・オコン(ハース)は15番手。レーシングブルズ勢はアイザック・ハジャーが16番手、リアム・ローソンが最下位20番手に沈んだ。アストンマーティンのランス・ストロールは17番手。アルピーヌ勢はフランコ・コラピント18番手、ピエール・ガスリー19番手と低迷し、下位グリッドからの巻き返しを期す。
11番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「かなり良い気分だ。ラップには満足している。もちろん見直せば少しタイムを見つけられたかもしれないけど、すべてを出し切った。大差でQ3を逃すより、わずかで届かない方が悔しい。でもそれだけ僕たちが練習で良い仕事をして、予選でQ3を争えるとは思っていなかった証拠だ。昨日からクルマを大きく改善できたので良かったし、明日についても良い感触を持っている。ハイフューエルでの走りはとても良かった」
12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
「今日の予選は自分の出来が十分ではなかった。Q2では最初の走行をうまくまとめられず、バンカーラップがないまま2回目に臨むことになった。そのためリスクを冒せず、確実にタイムを残すため少し余裕を持たざるを得なかった。明日に向けてはクルマの感触は良いし、ポジションも悪くない。フィールド全体が僅差なのでまだまだ可能性はある。クルマには自信があるので、レースで何ができるか見てみたい」
13番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「今日はもっと厳しい予選になると思っていた。シーズンを通してソフトタイヤでの1周ペースに苦しんでいて、最適なウインドウに入れるのがとても難しい。プッシュラップごとに感触が違ってしまう。ただ、僕たちのレースペースには自信があるし、全力を尽くしてポイント圏内を目指す。レースだ!」
14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「フラストレーションの残る結果だ。タイヤを機能させられないという同じ問題に直面した。週末を通してあらゆることを試したけど、見直しが必要だ。フリー走行ではもっと自由にアウトラップやクールラップを組めるから良いペースを出せるが、予選では問題が出てしまう。Q1ではカルロスが僕たちの本当の速さを見せていたし、そこが本来の位置だと思う。レースはワンストップになるだろうから、クリーンエアを確保し、デグラデーションに注意する必要がある。一見オーバーテイクが簡単そうに見えるサーキットだが、実際は難しく、DRSトレインになるのが常だ。望んでいた位置ではないが、明日は協力してできることを試す」
15番手:エステバン・オコン(ハース)
「全体的に残念なセッションだった。Q1ではトラックポジションが良くなく、Q2ではラップを最大限にまとめられなかった。クルマの感触もQ1より悪くなってしまった。フロントの回転不足、フロントロック、ハイスピードでは強いアンダーステアと、今年序盤にあったようなバランスだった。何が悪かったのかを確認する必要がある。明日は簡単ではないし、1・2コーナーはタフになるが、いつも通り全力で戦う」

16番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
「フラストレーションの残る予選だった。カルロスはユーズドタイヤで走っていて、トラックポジションを得ようと激しく動いていた。正直、彼が何をしていたのか分からない。そのせいで僕のアウトラップは台無しになり、その後のプッシュラップでもミスをした。ただ、全体的には僕たちのクルマはここでとても速い。FP3やQ1最初の走行では本当に良い感触だった。だけど最後尾からのスタートになるから、タフなレースになるだろう。全力でリカバリーを目指す」
17番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「ここモンツァでは厳しい週末になると予想していた。このサーキットは僕たちのクルマにはあまり合わない。予選ではできることはやったが、グリッド全体が非常に僅差で、P17が今日の最大だった。明日何ができるか見てみるし、チャンスがあれば活かしたい」
18番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「午後は難しかった。モンツァは僕たちのクルマに合わないのは週末を通して明らかだった。個人的にはラップ自体は良かったと思うし、最近はクルマの中でより快適さを感じている。でもスピードが足りず、これ以上の位置には行けなかった。明日に向けて戦略を考え、最終的な結果を最大化することを目指す。簡単ではないけど、全力で前進を試みて、ヨーロッパラウンドを良い形で締めくくりたい」
19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「このセッションが僕たちにとって厳しくなるのは分かっていた。クルマがこのサーキットにあまり合っていないからだ。ただ、フリー走行からは前との差を縮められたので、その点は良かったと思う。最後の走行ではトラフィックがあって少しタイムを失ったが、それでもQ2進出には届かなかっただろう。明日はタイトな戦いになるが、どんな状況でも僕たちは戦い、全力を尽くす。今日、自分の契約を2028年末まで延長できたことは大きなニュースだし、自信と楽観を持って未来を見据えている。F1初勝利から5年の記念日にここで発表できたのも嬉しい」
20番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「本当に残念なセッションだった。ラップはダーティエアを拾ってターン6の中間でアンダーステアになり、コースオフして台無しになった。週末を通してクルマはとても速かっただけに悔しい。いくつか問題はあったが、ガレージの仲間は懸命に作業して予選までにすべて整えてくれた。ここは簡単なサーキットではないが、オーバーテイクのチャンスはある。今の位置からは多くのクルマを抜かなければならないのでタフだが、全力で前に出ていきたい」
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