オスカー・ピアストリ父 マクラーレンF1陰謀論を一蹴「ノリスを優遇?全くない」
2025年F1タイトル争いをめぐり、「マクラーレンはランド・ノリスを望まれた王者に仕立てた」とする憶測が一部で拡大する中、オスカー・ピアストリの父クリスがこの“陰謀論”を強く否定した。

スイス紙『Blick』は「マクラーレンは望みのチャンピオンを得た」と報じ、シーズン終盤の戦略論争も相まって噂は加速していた。

だが、クリスは「舞台裏に何かがあるとは全く思わない」と語り、オスカー本人も“不当な扱いを受けた”とは一切考えていないという。マクラーレンのザク・ブラウン、アンドレア・ステラも両ドライバーへの完全な公平性を改めて強調した。

ピアストリ父が陰謀論を否定「裏では何も起きていない」
噂の背景には、ピアストリ陣営とマネージャーのマーク・ウェバーがシーズン後半の幾つかの戦略判断に不満を抱き、他チームと接触しているのではという憶測があった。

しかしクリス・ピアストリは Code Sports に対し、こう断言した。

「舞台裏に何かあるなんて全く思わない。指摘できるものは何もない」

「もし何かあると感じるなら、一番の戦い方はレースで勝って疑いを吹き飛ばすことだ。チームに無意識のバイアスがあったとしても、関係なくなる」

またオスカー自身も“不当にタイトルを奪われた”といった感情は一切持っていないという。

「彼がそんな角度で物事を見ることは絶対にない。そもそも事実ではないからね」

オスカー・ピアストリ マクラーレン

マクラーレン首脳陣も公平性を強調
ザク・ブラウンは、ノリスが2026年にカーナンバー1をつけることについて「ピアストリは全く問題ない」と語り、両者への待遇に差があるとの見方を否定した。

「ピアストリは将来の世界チャンピオンだ。2人は7勝ずつ挙げ、素晴らしいパフォーマンスでお互いを支え合った」

アンドレア・ステラも次のように続けた。

「今年のノリスとピアストリの差は非常に小さい。今日はワールドチャンピオン・ノリスだが、将来ピアストリがタイトルを獲る日が来ることを願っている」

ノリスは比較論を一蹴「判断するのは皆さん」
2025年の“最優秀ドライバー”論争では、フェルスタッペンこそが突出した存在だったとの声が多い。だがノリスはその議論自体に距離を置いた。

「それを決めるのは皆さんだ。僕は毎週ベストを尽くすだけ。誰が良いとか、誰のマシンが悪いとか、好きに書けばいいさ。マックスが無敵か? そうは思わない。でも結局のところ誰にも分からないだろ?」

ピアストリも冷静「ノリスはスーパーマンじゃない」
ノリスが2026年にカーナンバー1をつけることも、ピアストリは気にしていない。

「彼はランド・ノリスだよ。スーパーマンになったわけじゃない」

一方で、シーズンを通して議論を要する点はあったと認める。

「僕たちはシーズン中ずっと多くの話し合いをしてきたし、来年に向けてオフに話し合うこともあるはずだ。でもチームは僕とランドの両方に、世界選手権を公平に戦う最高の機会を与えてくれた。それ以上望むものはないよ」

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム