アイザック・ハジャー F1モナコGP決勝「戦略が完璧に遂行された」

ハジャーは今季自己最高の5番グリッドから決勝をスタートし、ローソンはそこから数列後方の9番グリッドにつけていた。
レースではすべてのドライバーに2度のピットストップが義務付けられていたが、レーシングブルズはローソンに「隊列をスローに保つ役割」を与え、その間にハジャーが2度のピットストップを行いながらも最小限のポジションロスで済むような戦略を実行した。
「自分にとっては完璧な週末だった」とハジャーは語り、最終的にルイス・ハミルトンにポジションを譲って6位でフィニッシュした。
「正直に言うと、昨日の方がすごく楽しかった。今日のレースよりもね。でも、それでも完璧に遂行されたレースだったと思う」
「リアムにはすごく助けられた。素晴らしいチームワークだったし、彼が僕を助けてくれただけじゃなく、彼自身もポイントを取れたから本当に嬉しい」
FP2でバリアに2度接触し、FP3ではペースに苦しむなど、週末を通じて順風満帆だったわけではないハジャーだが、日曜日には見事に巻き返した。
「正直、金曜のあとで自信はかなり低かった。FP3は本当に苦しかった」とハジャーは振り返る。
「クルマに対してあまり自信が持てなかったし、にもかかわらず短時間で状況を大きく変えることができた。それは素晴らしいチームの努力の賜物だと思うから、チームの仲間たちを本当に誇りに思う」

一方のローソンもチームプレイに徹しながら今季初ポイントを獲得。自身F1キャリア最高の8位でフィニッシュし、チーム代表のローラン・メキースも結果に満足感を示した。
このダブル入賞により、レーシングブルズはコンストラクターズランキングでアストンマーティンを上回り、7位へ浮上した。
「勘違いしてほしくないのは、この週末は決して楽ではなかったということだ」とメキースは語った。
「思い出してほしい。我々はプラクティスセッションでトップにいたわけではなかった。ステップ・バイ・ステップで進んできた。FP1とFP2で唯一の優先事項は、可能な限り多くの周回を重ねることだったんだ」
「フリー走行では壁に接触する場面もいくつかあった。何もかもが簡単だったわけじゃない。でも少しずつすべてが噛み合ってきた。チームはアイザックとリアムの才能を最大限に引き出すために本当に素晴らしい仕事をしてくれた」
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