インディカー新時代へ 新型IR-28が初走行 ロッシ「まるでクリスマスの朝」

テストはインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで実施され、新世代マシン開発に向けた重要な第一歩となった。
新型IR-28が初めてサーキットへ
2028年から投入されるダラーラIR-28は、現行シャシーに代わる次世代マシンとして開発が進められている。
ロッシは2.439マイル(約3.925km)、全14コーナーのロードコースで新型マシンを走らせ、開発プログラムのスタートを切った。時折路面が濡れる難しいコンディションだったものの、予定していたテスト項目はほぼ消化できたという。
ロッシは今回のテストについて、「これまで新型車両の立ち上げには何度か関わってきたけれど、これほどスムーズだったことはない」と振り返った。
「これは関係者全員のおかげだ。ドライバー、ファン、チーム、スポンサー、みんながずっとこの瞬間を待っていた。そしてついにその日が来た」
「まるでクリスマスの朝のような気分だった」
センサー交換だけで終えた順調な初日
ロッシによれば、悪天候の影響で十分な比較評価はできなかったものの、新型シャシーとしては理想的なスタートだったという。
「コンディションの影響で完全な比較評価は難しかったけれど、今日のような初日のテストで期待できることはすべて達成できた」
「完全な新型車なのに、実際に起きた問題はセンサーを1つ交換しただけだった。これはダラーラ、インディカー、そして開発に携わった全員の素晴らしい仕事を示している」
さらに、「このクルマにはまだ引き出せていない素晴らしいポテンシャルがたくさんある。本当に素晴らしいスタートだったし、運転していて純粋に楽しかった」と高く評価した。

「写真以上に迫力がある」新型マシンを絶賛
ロッシは新型IR-28のデザインにも強い印象を受けたと語る。
「見た目は期待していたものをすべて満たしている。初めて実車を見たときは本当に驚いた。写真では伝わらない迫力がある」
「とてもアグレッシブなデザインだし、新しいシャシー、新しい空力、新しい電子制御、そして共通ダンパーパッケージを採用しているにもかかわらず、ベースセットアップの段階から非常に扱いやすかった。もちろん、まだ改善の余地はたくさんあるけれど、とても良い出発点になった」
インディカーの未来を担う第一歩
今回のテストは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイというロッシにとって特別な場所で行われたこともあり、本人にとって大きな意味を持つものとなった。
「インディカーの次の時代のスタートに関われること、そしてそれをIMSという自分にとってもシリーズ全体にとっても特別な場所で経験できたことは本当に素晴らしい」
「この選手権の歴史と未来のほんの一部でも担えることは大きな名誉だ。すべての時間を心から楽しむことができた」
なお、翌3日には4度のシリーズチャンピオンであり、2025年インディアナポリス500優勝者のアレックス・パロウがIR-28のテストを担当する予定となっている。
新型IR-28は、2028年シーズンからインディカーに投入される次世代シャシーとして、今後も複数のドライバーによる開発テストを重ねながら完成度を高めていく見通しだ。
カテゴリー: F1 / インディカー / アレキサンダー・ロッシ
