IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権
ポルシェのニューポルシェ911 RSRは、バージニア・インターナショナル・レースウェイで開催されたIMSAウェザーテックスポーツカー選手権第9戦において912号車のステアリングを握るローレンス・ヴァンスール(ベルギー)/ジャンマリア・ブルーニ(イタリア)組は7位で、もう一台の911号車を駆るパトリック・ピレ(フランス)/ディルク・ヴェルナー(ドイツ)組は8位でゴールした。

米国バージニア州の5.263kmサーキットにて92周で争われたレースで、チームとドライバーによる徹底的な準備と見事なパフォーマンスが報われることはなく、トップポジションを争うことができなかった。510PSのポルシェ911 RSRは今シーズン、IMSAのライムロックで初優勝、エルクハートレークで2位を獲得している。

最終戦を残すのみとなるIMSAウェザーテックスポーツカー選手権第10戦は米国カリフォルニア州ラグナセカにて9月24日に開催される。

マルコ・ウジュハシ (GTモータースポーツ総合プロジェクトリーダー)
「予選が終わった段階で厳しいレースになることは明らかでした。そこで私達はライバルほど最高速度が出なかったので、長いフルスロットル区間を備えたこのサーキットのために特別な戦略を考え出しました。戦略がうまく機能するためにはセーフティカーの出動が必要でしたが、今日はそれがありませんでした。あらゆる手を尽くしましたが結局のところ我々にとっては非常に厳しいレースになりました。今後、IMSAが今回のレースをよく分析して適切な結論を引き出すことを希望します。そして次のラグナセカでは先頭集団に戻ることを確信しています。」

ローレンス・ヴァンスール(911 RSR #912)
「もちろん望むような結果ではありませんでした。911 RSRは順調に走り、ステアリングを握った感じも悪くありませんでした。しかし、特にストレートでのペースが上がらないのは誰の目にも明らかでした。このサーキットではその影響が顕著でした。」

ジャンマリア・ブルーニ(911 RSR #912)
「最高速度に達しないことを除いて問題はありませんでした。週末全体を通してチームの作業も見事でした。残念な結果に終わりましたが、うなだれる必要はありません。チームで団結してラグナセカで良い結果を出したいと思います。」

パトリック・ピレ(911 RSR #911)
「厳しいレースになりました。コーナー5でミスをして草むらに乗り上げた僕にとっては特にそうです。しかしこの失敗がなくても、スピードが十分ではありませんでした。」

ディルク・ヴェルナー(911 RSR #911)
「予想どおり厳しいレースとなりました。いつものように準備は万端でしたが、このサーキットでは速さが十分ではありませんでした。特にエンジンのパワー不足が目立ちました。とりあえずこの結果を受け入れて、残りのレースでは再び良い結果を出したいと思います。」

<レース結果>
GTLMクラス
1. ガルシア/マグヌッセン(スペイン/デンマーク)、コルベット、93周
2. ウェストブルック/ブリスコウ(英国/米国)、フォードGT、93周
3. フィジケラ、ヴィランダー(イタリア/スウェーデン)、フェラーリ488 GTE、93周
4. アウバレン/シムズ(米国/英国)、BMW M6、93周
5. ハンド/ミュラー(米国/ドイツ)、フォードGT、92周
6. ギャビン/ミルナー(英国/米国)、コルベット、92周
7. ヴァンスール/ブルーニ(ベルギー/イタリア)、ポルシェ911 RSR、92周
8. ピレ/ヴェルナー(フランス/ドイツ)、ポルシェ911 RSR、92周
9. エドワーズ/トムツェック(米国/ドイツ)、BMW M6、72周

GTDクラス
1. ルイス/ムル(米国/オランダ)、ランボルギーニGT3、91周
2. クリングマン/クローン(ドイツ/フィンランド)、BMW M6、91周
3. キーティング/ブリークモーレン(米国/オランダ)メルセデスGT3、90周
6. マクニール/ジャネット(米国/米国)、ポルシェ911 GT3 R、89周
8. ブラウン/ベネット(米国/米国)、ポルシェ911 GT3 R、89周
9. ロング/モラド(米国/米国)、ポルシェ911 GT3 R、89周
10. ベルクマイスター/リンジー(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 R、88周

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カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権