【IMSA】 マツダ、セブリングの表彰台を目前にトラブル発生
IMSAウェザーテック選手権 第2戦 第66回セブリング12時間レース決勝が3月17日(土)セントパトリックデーに行われ、マツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-が6位、同77号車は8位でフィニッシュした。
55号車は最終ピットインまで優勝したニッサンDPiとトップ争いをしており、バッテリートラブルによって後退の憂き目に遭っている。しかしながら、長い時間トップ争いを演じたほか、レース中のファステストラップを記録するなど、マツダRT24-Pの速さが本物であることを実証した。
前日の公式予選で2台のマツダRT24-Pは7位と9位につけながら、予選後再車検で違反が発覚し、15番、16番グリッドからの決勝レーススタートとなった。透明テープをボディパーツの接合面に貼り、少しでも段差を減らすのがWECでは常識となっているが、IMSAではそれが認められなかったとのこと。しかしながら、土曜日の午前10時40分のスタート直後から2台は速いペースで挽回し、1時間後には55号車ジョナサン・ボマリート/スペンサー・ピゴット/ハリー・ティンクネル組が6位、77号車オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/ルネ・ラスト組は9位まで順位をあげ、トップグループに追いついている。しかし、77号車が55号車の直後にまでポジションアップした3時間経過後にブレーキトラブルが発生。ピットでの修理に時間を要し、15位に後退した。
その後さらに上位車を追い詰めた55号車は、レース中盤にはラップモニターのトップにまで上がっている。ライバルとのピットインのタイミング差によって、1位、6位、1位、5位、1位、3位とポジションを入れ替えながら、55号車は実質トップの22号車ニッサンDPiとのギャップを詰めて行き、レースフィニッシュの1時間前にはその差6秒にまで詰めた。今回344周の全周回中、55号車がレースをリードしたのは、計58周。
レースが残り45分を切った午後10時頃、22号車ニッサンDPiと55号車マツダRT24-Pは、重なるように最後のピットイン。ドライバーのティンクネルはそのままに、燃料補給とタイヤ交換だけをスピーディに済ませた55号車は、隣り合わせのピットだった22号車とほぼ同時にピットアウトしたが、なんとエンジンがストールし再始動しない。ピットクルーによってクルマを引き戻し、なんとか再始動するのに約2分を要し勝負権を失う。
その後は、時に22号車を上回るペースで残りの周回をプッシュしたが、ドラマはここで終了。55号車は6位でフィニッシュラインをクロスした。トラブルの原因は、車載バッテリーの不具合でした。一方、序盤に15位にまでポジションを落とした77号車は、時間を追うごとに順位をあげ、最終的には8位完走を遂げている。また、オリバー・ジャービス搭乗時に記録したベストラップは、今回のレース全体のファステストラップとしてレコードブックに記録されることになった。
ジョン・ドゥーナン (マツダUSAモータースボーツ担当ダイレクター)
「マツダチーム・ヨーストにとって、今日は信じがたい一日となりました。私達がトップ争いをし、さらに長い間レースリーダーとなり、ファステストラップを記録。さらに素晴らしい燃費を実現するとは、誰が想像したでしょう。私は、このチームと今日のパフォーマンスを支えてくれた全てのテクニカルパートナー達を誇りに思います。デイトナ以後、まさに大きな進化をとげたのです。今回のレースでは、いくつかの逆境を克服しながら、最高のパフォーマンスを見せた私たちのドライバーの頑張りには心から感服しています。レースの最終局面で優勝のチャンスを逃してしまいましたが、これにめげずまた上を向いて行きたいと思います」
ハリネー・ティンクネル (55号車マツダRT24-Pドライバー)
「実質4位で迎えた最後の40分間が、運命の分かれ道でした。そこまでに見せた僕たちの存在感は、驚異的だったはずです。このプロトタイプレースにおける最高のライバル達との最終的なバトルに加わることができたことを、チームに心から感謝します。シーズン前に僕は、このクルマなら絶対勝てると確信していました。そして、今回は勝利のちょっと手前まで来ることができました。今は悔しさでいっぱいですが、ポジティブな収穫がたくさんあり、今年の残りのレースがとても楽しみです」
オリバー・ジャービス (77号車マツダRT24-Pドライバー)
「序盤のロス挽回をかけて、僕たちは速いペースで走り、プッシュし続けました。チームメイトが速いラップタイムを刻んでいたので、僕も同じことをしてやろうと考えていました。そうしたらラッキーなことに、クリアラップをキャッチすることができました。ご覧の通り、今日のマツダRT24-Pは素晴らしいパフォーマンスでした。競争力は確かであり、デイトナから大きな進歩を遂げています。今回のトラブルもすぐに解決できると思います。ハードワークをものともせず、今日のレースで戦える可能性を僕たちに与えてくれたマツダチーム・ヨーストには、本当に感謝しています。僕たちには勝てるポテンシャルがあることをお見せできたと思います」
カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権
55号車は最終ピットインまで優勝したニッサンDPiとトップ争いをしており、バッテリートラブルによって後退の憂き目に遭っている。しかしながら、長い時間トップ争いを演じたほか、レース中のファステストラップを記録するなど、マツダRT24-Pの速さが本物であることを実証した。
前日の公式予選で2台のマツダRT24-Pは7位と9位につけながら、予選後再車検で違反が発覚し、15番、16番グリッドからの決勝レーススタートとなった。透明テープをボディパーツの接合面に貼り、少しでも段差を減らすのがWECでは常識となっているが、IMSAではそれが認められなかったとのこと。しかしながら、土曜日の午前10時40分のスタート直後から2台は速いペースで挽回し、1時間後には55号車ジョナサン・ボマリート/スペンサー・ピゴット/ハリー・ティンクネル組が6位、77号車オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/ルネ・ラスト組は9位まで順位をあげ、トップグループに追いついている。しかし、77号車が55号車の直後にまでポジションアップした3時間経過後にブレーキトラブルが発生。ピットでの修理に時間を要し、15位に後退した。
その後さらに上位車を追い詰めた55号車は、レース中盤にはラップモニターのトップにまで上がっている。ライバルとのピットインのタイミング差によって、1位、6位、1位、5位、1位、3位とポジションを入れ替えながら、55号車は実質トップの22号車ニッサンDPiとのギャップを詰めて行き、レースフィニッシュの1時間前にはその差6秒にまで詰めた。今回344周の全周回中、55号車がレースをリードしたのは、計58周。
レースが残り45分を切った午後10時頃、22号車ニッサンDPiと55号車マツダRT24-Pは、重なるように最後のピットイン。ドライバーのティンクネルはそのままに、燃料補給とタイヤ交換だけをスピーディに済ませた55号車は、隣り合わせのピットだった22号車とほぼ同時にピットアウトしたが、なんとエンジンがストールし再始動しない。ピットクルーによってクルマを引き戻し、なんとか再始動するのに約2分を要し勝負権を失う。
その後は、時に22号車を上回るペースで残りの周回をプッシュしたが、ドラマはここで終了。55号車は6位でフィニッシュラインをクロスした。トラブルの原因は、車載バッテリーの不具合でした。一方、序盤に15位にまでポジションを落とした77号車は、時間を追うごとに順位をあげ、最終的には8位完走を遂げている。また、オリバー・ジャービス搭乗時に記録したベストラップは、今回のレース全体のファステストラップとしてレコードブックに記録されることになった。
ジョン・ドゥーナン (マツダUSAモータースボーツ担当ダイレクター)
「マツダチーム・ヨーストにとって、今日は信じがたい一日となりました。私達がトップ争いをし、さらに長い間レースリーダーとなり、ファステストラップを記録。さらに素晴らしい燃費を実現するとは、誰が想像したでしょう。私は、このチームと今日のパフォーマンスを支えてくれた全てのテクニカルパートナー達を誇りに思います。デイトナ以後、まさに大きな進化をとげたのです。今回のレースでは、いくつかの逆境を克服しながら、最高のパフォーマンスを見せた私たちのドライバーの頑張りには心から感服しています。レースの最終局面で優勝のチャンスを逃してしまいましたが、これにめげずまた上を向いて行きたいと思います」
ハリネー・ティンクネル (55号車マツダRT24-Pドライバー)
「実質4位で迎えた最後の40分間が、運命の分かれ道でした。そこまでに見せた僕たちの存在感は、驚異的だったはずです。このプロトタイプレースにおける最高のライバル達との最終的なバトルに加わることができたことを、チームに心から感謝します。シーズン前に僕は、このクルマなら絶対勝てると確信していました。そして、今回は勝利のちょっと手前まで来ることができました。今は悔しさでいっぱいですが、ポジティブな収穫がたくさんあり、今年の残りのレースがとても楽しみです」
オリバー・ジャービス (77号車マツダRT24-Pドライバー)
「序盤のロス挽回をかけて、僕たちは速いペースで走り、プッシュし続けました。チームメイトが速いラップタイムを刻んでいたので、僕も同じことをしてやろうと考えていました。そうしたらラッキーなことに、クリアラップをキャッチすることができました。ご覧の通り、今日のマツダRT24-Pは素晴らしいパフォーマンスでした。競争力は確かであり、デイトナから大きな進歩を遂げています。今回のトラブルもすぐに解決できると思います。ハードワークをものともせず、今日のレースで戦える可能性を僕たちに与えてくれたマツダチーム・ヨーストには、本当に感謝しています。僕たちには勝てるポテンシャルがあることをお見せできたと思います」
カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権