佐藤万璃音、2024年はユナイテッド・オートスポーツからIMSAに参戦
ユナイテッド・オートスポーツは、2024年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のシーズンに向けて、2台のオレカ07 LMP2のうちの1台に佐藤万璃音、ダン・ゴールドバーグ、ポール・ディ・レスタを起用することを発表した。

WECがLMP2クラスのフルシーズン走行を終了するのに伴い、リーズを拠点とするチームは2台のオレカ07ギブソンを擁してIMSAに復帰する。

もう1台のマシンは、アレックス・クイン(フルシーズンドライバー)とベン・キーティング(エンデュランスドライバー)のみが決定しており、もう1人のフルシーズンドライバーはまだ発表されていない。

ディ・レスタとゴールドバーグが全7戦のIMSA LMP2キャンペーンに参戦し、佐藤万璃音はエンデュランスドライバーを務める。

ユナイテッド・オートスポーツのCEOであるリチャード・ディーンは「我々のチームにとってIMSAにフル参戦する最初のシーズンとして、ドライバーとの契約によりかなり強い立場にある」と語った。

「ダン、マリノ、ポールの3人は開幕戦から競争力を発揮し、優勝を狙うだろう」

「2台ともフロントランナーになれるマシンだし、データ的にも開発面でも素晴らしい位置にいる」

「我々はノースカロライナ州シャーロットのジュニアIII施設に新しい拠点を構え、今やアメリカの本拠地と呼ぶことができる」

「IMSAプログラムをまとめるのに忙しい数か月間だったが、今日の状況にこれ以上満足することはできない」

ゴールドバーグは2020年からIMSA VPレーシング・スポーツカー・チャレンジのLMP3カーに参戦しており、デイトナとカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パークで優勝、今年初めのセブリングでは表彰台に上った。前戦のバトル・オブ・ザ・ブリックではLMP2デビューを果たし、表彰台に上った。

「2024年、ユナイテッド・オートスポーツのためにウェザーテックLMP2をドライブする機会を得ることができて感激している」とLMP2デビューシーズンを前にゴールドバーグは語った。

「今年の初めからリチャード(・ディーン)と話し始め、すべてがまとまり、ついに僕たちの意向を発表できることに興奮している」

「LMP2での初めてのフルシーズンにむけて、これ以上のセットアップは望めない」

「ユナイテッド・オートスポーツの運営はどこにも引けを取らないし、僕がすぐにスピードに乗れるようにサポートしてくれるだろう」

「リチャードは僕をキラーラインナップと組み合わせるのを手伝ってくれた…マリノとポールとともに、僕たちは本当にすべてのボックスにチェックを入れていると思う」
「デイトナではスイングするつもりだ」

ディ・レスタは、IMSAデビューのエンデュランスドライバーである佐藤万璃音とパートナーを組む。スコットランド出身のディ・レスタは、ユナイテッド・オートスポーツの他の場所でのLMP2への取り組みに精通しており、プジョー世界耐久選手権のプログラム立ち上げ当初から参加している。

「僕たちは本気でチャンピオンシップに挑むし、僕もその一員になりたい」とディ・レスタは付け加えた。


「ダン・ゴールドバーグにとってはLMP2へのステップアップになるし、佐藤万璃音は今年ELMSのパドックでチームに溶け込んでいるので、良いラインナップになるはずだと思う」

「この新しいベンチャーとWECでのコミットメントを両立させながら、スタートを切ることに興奮している」

「ユナイテッド・チームに加わる機会を与えてくれたプジョーに感謝している。自分たちに何ができるか見てみよう」

シングルシーターでキャリアの大半を積んできた佐藤万璃音は、今年前半のヨーロッパ・ル・マン・シリーズでユナイテッドからスポーツカーにデビューし、チームメイトのオリー・ジャービスとフィル・ハンソンとともにアラゴンで初優勝を飾った。

「2シーズン目もユナイテッド・オートスポーツで戦えることに感謝しています。僕を信頼してくれたチームに感謝します」と佐藤万璃音はコメントした。

「これはボクにとってスポーツカーでの2シーズン目、そして米国では初めてのシーズンになります。挑戦を本当に楽しみにしています」

「ずっとアメリカでレースをしたいと思っていたので、本当にエキサイティングです」

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カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権