F1ハンガリーGP、2032年までハンガロリンクでの開催契約を延長
F1は、ハンガリーGPが2027年までの既存契約を延長し、2032年までさらに5年間カレンダーに残ることを発表した。この新たな契約は、ハンガロリンクが今後数年のうちにピットビルやメインスタンドの新設を含む大規模な開発と改修を行うとの発表に続くものだ。

歴史的な都市ブダペストからわずか20kmの場所に位置する象徴的な4.38kmのハンガロリンクは、1986年以来F1カレンダーの一部となっており、ミハエル・シューマッハとアイルトン・セナがそれぞれハンガリーGPで4勝と3勝を挙げるなど、F1界のレジェンドたちがこのサーキットで勝利を収めている。

ハンガリーGPでは2023年のグリッドのうち5めいが優勝しており、ルイス・ハミルトンが8勝という記録を保持している一方、今季はフェルナンド・アロンソが2003年にこのサーキットでF1初優勝を飾ってから20周年を迎える。復帰したダニエル・リカルドは2014年に、エステバン・オコンは2021年に初優勝を飾っており、マックス・フェルスタッペンは昨シーズンに続いて今年も連覇を狙う。

ハンガリーグランプリF1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリとハンガロリンク副会長のアリアンヌ・フランク、スポーツ省長官のアダム・シュミット博士(右)、ハンガロリンクCEO兼社長のゾルト・ギュライ(左)。

ハンガリーGPは今週末に開催され、2022年の29万人から増加し、30万人以上のファンが見込まれている。また、2023年のグランプリは、ハンガリー人として唯一F1に参戦したツォルト・バウムガルトナーがハンガロリンクでF1デビューを飾ってから20年という、ハンガリーにとって特別な瞬間でもある。

F1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは、今回の延長について「ハンガロリンクで再びアクション満載の週末を迎えるにあたり、ハンガリーGPのさらに5年間の延長を発表できるのは素晴らしいニュースだ」と語った。

「ここはブダペストという素晴らしい街に隣接する特別なサーキットであり、ドライバーもファンも楽しみにしているサーキットの一つだ」

「ハンガリーのプロモーターが施設を発展させ、ファンのエクスペリエンスをさらに向上させることにコミットしているのを見ることは、もうひとつの重要なステップであり、レースを継続的に改善し、より良いものにするために、すべてのイベントが実施することを望んでいる」

ハンガロリンクハンガロリンクがF1カレンダーに初登場したのは1986年のこと。

ハンガロリンクのCEO兼社長であるゾルト・ギュレイは「この契約延長に合意できたことを誇りに思うとともに、光栄に思う」と述べた。

「F1の世界的な人気は驚くほど高まっており、カレンダーへの参加をこれまで以上に多くの会場が競い合っていることを考えると、今日の契約は我々にとって非常に重要な成果となる」

「それにふさわしい、メインパドック、メインスタンド、観戦ゾーンの改修を含むこの有名なサーキットのアップデートは、2026年までに完了する予定だ。F1レースの週末に期待される高水準を反映したワールドクラスの会場で、常に我々の最優先事項であるチームとファンをもてなすことは、大きな満足の源となるだろう」

「同僚と私は、8年前からこの重要な開発プロジェクトに取り組んできたが、今日の発表は、我々の総力を結集した成果である。今日ここまで我々を導いてくれた関係者全員に感謝したいし、ハンガロリンクでプレミアムなF1レースが末永く開催されることを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP