F1ハンガリーGP、2027年までハンガロリンクでの開催契約を延長
F1ハンガリーGPは、2027年までハンガロリンクでのグランプリ開催契約を1年延長した。

F1は、1986年からハンガリーの首都ブダペスト近郊にあるハンガロリンクを訪れている。新型コロナウイルスの影響でF1モナコGPが2020年のカレンダーから脱落したため、ハンガロリンクよりも長く開催しているのはF1イタリアGPの会場であるモンツァだけとなった。

2020年のF1世界選手権は、オーストリアでの2ラウンドの後、第3戦として7月17日~19日にF1ハンガリーGPが開催される。

2016年にハンガロリンクは2021年末で期限切れとなり契約をさらに5年間延長していたが、2020年のレースが無観客で開催されることを鑑みて、さらに1年間延長し、2027年までイベントが確保された。

Hungaroring SportのCEOであるZsolt Gyulayは「クローズドイベントの場合、運営コストは下がらないため、失われた利益を2020年に補うことでリバティ・メディアと連携している」とコメント。

「この困難な時期において、国とスポーツの両方のために良い合意を成立させるべく、我々は話し合いの中で最善を尽くした」

「さらに契約の延長を達成したため、2026年ではなく2027年まで有効となる。毎年の開催権料の値上げも削減されたため、数十億のHUF(Hungarian Forints)を国のために節約することがでいた」

ハンガリーの観光大臣ラスロー・パルコビッチは、ハンガリーがオーストリアとイギリスと同じように2020年の複数のレースを主催するためことを議論していたことを明らかにした。

「パンデミック状況に関して、いくつかの国際的なイベントをキャンセルする必要があったが、ハンガリーでのF1レースではリスクを冒したくなかったため、連絡を取りながら、あらゆる選択肢を用意した」とラスロー・パルコビッチは述べた。

「会話の中で2つのレースを運営するオプションも生じたが、幸いにも他の国々でパンデミック状況が改善し、権利所有者はできるだけ多くの場所に行くことを望んだ」

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カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP