ニコ・ヒュルケンベルグ F1ラスベガスGP決勝「最大限の結果だ」

ハードタイヤでスタートしたヒュルケンベルグはロングスティントを戦略の軸に据え、序盤の混戦の中でも冷静にタイヤをマネジメント。ピットストップのタイミングではルイス・ハミルトンをオーバーカットする形で前に出て、トップ10圏内をキープした。
レース後、マクラーレン勢の失格により9位から7位へ繰り上がり、チームに貴重なポイントをもたらした。
ヒュルケンベルグはレースを次のように振り返った。
「今日もポイントを持ち帰ることができて、とても満足している。これが取り得る最大の結果だったと思う。前にいたドライバーは全員、自分より前からスタートしていて、しかも少し速かった。だから僕たちはやるべきことをしっかりやって、この順位を持ち帰ることに集中した」
「低デグラデーションのレースでバリエーションも少なかったけれど、クリーンな1ストップ戦略を遂行できた。ハードでの最初のスティントは強かったし、序盤の接近戦の中でタイヤをマネジメントするのは簡単じゃなかったけど、しっかりやり切れた」
「チームにとって重要な2ポイントを稼げたし、コンストラクターズの争いは依然としてタイトだけど、まだすべての可能性が残っている」

ジョナサン・ウィートリーは、ヒュルケンベルグについて次のように評価している。
「ニコはまた素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。これで2戦連続のポイント獲得だ。レースに向けてハード–ミディアムの1ストップ戦略を決めていたが、それを完璧に実行し、チームにとって非常に価値のある結果を持ち帰ってくれた」
ザウバーはラスベガスを終えてコンストラクターズ選手権64ポイント。残る2戦で競合との差を詰める上で、ヒュルケンベルグの安定した得点力は大きな武器となりそうだ。
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