ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバーF1チームに復帰「前途多難」
ヒュルケンベルグは、来年から2度目のザウバーF1チームでの勤務を開始する。2013年にザウバーで走った経験を持つ37歳のヒュルケンベルグは、他のチームとの競争レベルの高さから、2024年の難しいシーズンを上回ることは難しいだろうと警告している。
ザウバーは2024年のコンストラクターズランキングで4ポイントを獲得し、9位のウィリアムズとは13ポイント差で最下位となった。
「心配はしていないけど、競争の激しいスポーツなので、誰もが全力でプッシュしている」とシーズン最終戦のアブダビグランプリ終了後にヒュルケンベルグはメディアに語った。
「空気は今見たように非常に薄い。アルピーヌは復活し、おそらくアストンマーティンも復活するだろう。だから、厳しい戦いになるだろうし、間違いなく、これから仕事が山積みになると思う」
しかし、ヒュルケンベルグは、ザウバーF1チームがシーズン終盤に見せた改善は、ある程度の明るい兆しにつながっていると付け加えた。
「でも、最近、少し明るい兆しが見えてきた。彼らにとってのベガスアップデートが何らかの効果をもたらし、正しい方向への正しいコースに乗ったように見える」とヒュルケンベルグは語った。
ベガスアップグレードの導入後、ザウバーF1チームは2024年のキャンペーンをポジティブな形で終えた。周冠宇がカタールで8ポイントを獲得し、チームにとっての唯一のポイントフィニッシュを達成。一方、バルテリ・ボッタスはアブダビでQ3に進出した。
ニコ・ヒュルケンベルグ（左、メキシコで周冠宇のザウバーをオーバーテイク）は、来季はスイスのチームでオーバーテイクされる側ではなく、オーバーテイクする側になりたいと考えている。ヒュルケンベルグは、加入するザウバーのチームメイト、ボルトレトに感銘を受けている
ニコ・ヒュルケンベルグは、マクラーレンのヤングドライバープログラムから契約解除され、ザウバーに加入する新チームメイトのガブリエル・ボルトレトについてもコメントした。
このブラジル人若手ドライバーは、2023年にフォーミュラ3選手権でルーキーとして優勝した経験を持ち、今シーズンはFIAフォーミュラ2選手権で栄冠を手にし、初挑戦でドライバーズタイトルを獲得した。
ヒュルケンベルグは、ボルトレトの今年の活躍を注視していた語る。
「F2はいつも少しは見ているよ」とヒュルケンベルグは語った。
「もちろん、それは未来の到来だから、注目している。そして、彼におめでとうと言いたい」
「ルーキーとしてフォーミュラ3を制し、今度はルーキーとしてフォーミュラ2を制した。それはとても素晴らしいことだ」
「誰かがそれを成し遂げるのはしばらくぶりだと思う。だから、つまり、多くの才能がそこにいるということだ。有望なドライバーだ。」
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