WTCC 世界ツーリングカー選手権 本田技研工業
世界ツーリングカー選手権(WTCC)の第6戦は、アルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドで行われた。

予選順位のリバースグリッドで行われるオープニングレースでは、Castrol Honda World Touring Car Teamのティアゴ・モンテイロが7番手、ノルベルト・ミケリスが8番手からのスタートに。道上龍は予選9番手だったが、予選前にエンジンを交換したことでペナルティーを科せられ、最後尾の16番手からのスタートとなった。

スタート直後の混乱に巻き込まれたモンテイロとミケリスは、厳しい展開を強いられた。モンテイロはポジションを落とし、ミケリスは他車と接触し左前タイヤがパンク。ミケリスはピットインを余儀なくされる。一方の道上は好スタートを切り、ポジションを上げることに成功し、1周目終了時点で12番手となった。果敢に追い上げるモンテイロは、5周目に6番手に上昇。6周目には中団の2台がトラブルで脱落し、モンテイロは5番手、道上は10番手に順位を上げた。モンテイロ、道上ともにさらに上位を狙い攻めたが、ポジションを上げるには至らずフィニッシュ。モンテイロは5位、道上は10位で入賞し、ピットイン後もレースを続けたミケリスは14位で完走している。

その後に行われたメインレースでは、フロントロウ2番手からスタートしたミケリス、3番手スタートのモンテイロともにポジションを守り切りオープニングラップを終えた。9番手スタートの道上は、スタート後にポジションを奪われ12番手に順位を下げた。ミケリス、モンテイロは接近してトップを狙うが、順位としては硬直状態が続く。レース中盤の7周目、トップのマシンにトラブルが発生しピットイン。ミケリスが代わりにトップに、モンテイロが2番手につけ、Honda Civic WTCCが1-2態勢となる。その後、後続のアタックをしのいだ2台はポジションを守りきりフィニッシュ。ミケリスは前戦ポルトガルに続きメインレースで優勝を果たした。また、両レースでポイントを獲得したモンテイロはランキングトップを守っている。そして、道上は前車との接近戦を終始演じながらも入賞圏内には届かず、11位でメインレースを終えている。

シリーズ6戦12レースを終えて、Hondaはコンストラクターズランキングで首位に立った。第7戦中国は約3ヵ月の長いインターバルを経た後10月14、15日に開催される。

ノルベルト・ミケリス(14位/優勝)

「今日の結果には、本当に満足しています。 2度目のメインレース優勝は、とても特別な気分です。 チームは最初のフリープラクティスセッションからすばらしい仕事をしてくれ、私にはこのコースを攻略する自信がありました。 私はこれでドライバーズチャンピオンシップ3位になりました。これは今シーズンでの最高位であり、Hondaのコンストラクターズタイトル獲得に向けても大きく前進しています」

ティアゴ・モンテイロ(5位/2位)

「チームが1-2フィニッシュを成し遂げ、龍がポイントを獲得するのを見ることはすばらしいことです。我々は今週末チームとして非常に強いパフォーマンスを見せました。そしてその結果コンストラクターズチャンピオンシップをリードすることができたのです。オープニングレースでは、申し訳なかったですが、ブレーキをロックさせてノビーに当たってしまいました。その後、メインレースのグリッドに着くラップにブレーキングの問題がわかり、完全な状態ではなかったので、ドライバーズチャンピオンシップのリードを維持するために2番手をキープしました」

道上龍(10位/11位)

「久々に、きちんと2レースとも走ることができてよかったです。フリープラクティスと予選では、天候やトラブルで周回を重ねられなかったので、コースをちゃんとわかっていない部分があり、それができていればもっと攻められたと思います。オープニングレースでは、それほど好スタートというわけではなかったのですが、最後尾から自力で前に行くことができました。メインレースではスタートで少し出遅れ、その後にコース取りの差で抜かれてポジションを落としてしまいました。マシンのフィーリングはとてもよくて、ペースも周りよりよかったと思います。ただ、なかなか抜くのは難しく、コースをもっとわかっていればと悔やまれます。この調子でシーズン後半、予選の順位やマシンをものにするフィーリングを高めて、結果を出していきたいと思います」

古川隆一|Honda Civic WTCC 開発プロジェクトリーダー

「メインレースで1-2を獲れた結果にはとても満足しています。また、道上選手も2レースともに完走し、ポイントを得られたことはよかったと思います。マシンについては、モンテイロ選手のマシンにステアリング系のトラブルが出ましたが、それ以外に問題はなく、車体、エンジンともに改善が結果に表れており、ドライバーからも好評です。今回、モンテイロ選手はランキングトップを守り、Hondaはコンストラクターズランキングでトップになりました。後半戦に向けて、車体、エンジンともにアップデートを予定しており、さらにCivic WTCCの速さに磨きをかけてタイトルを狙うとともに、日本でのレースでご期待に応える結果を出せるよう全力を尽くします」

WTCC ホンダ

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: ホンダF1