ホンダ、2026年F1パワーユニットを1月20日に東京の特別イベントで発表
ホンダは、アストンマーティンとのF1復帰を前に、2026年F1パワーユニットを東京で開催される特別イベントで発表することを明らかにした。

来季から導入される新たなパワーユニット規則の時代に向けて、ホンダはエンジンサプライヤーとしてF1に復帰する。ホンダは2021年末にレッドブルとの提携から正式に撤退していた。

その後、この決定を事実上撤回し、2025年シーズン終了までレッドブル・パワートレインズに対して技術支援を提供し続けていたものの、日本の自動車メーカーがグランプリレースに正式復帰することはなかった。

その代わり、ホンダは2026年の新レギュレーションにすべての焦点を当ててきた。この新規則では、電動エネルギーの使用量が現在の120kWから最大350kWへと約3倍に増加し、MGU-Hは廃止され、燃料は100%合成燃料が使用される。

2015年に不振に終わったマクラーレンとのプロジェクトでターボハイブリッド時代に参入した際とは異なり、今回はブランクイヤーを設けることなく、ホンダはアストンマーティンと組む。アストンマーティンは、エイドリアン・ニューウェイを迎え入れ、シルバーストンに最先端施設を整備するなど、世界選手権制覇を目指している。

新パワーユニットは、2026年1月20日13時(現地時間)に東京で発表される。

イベントの登壇者には、ホンダの代表執行役社長である三部敏宏、F1のステファノ・ドメニカリ、そしてアストンマーティンのエグゼクティブチェアマンであるローレンス・ストロールが名を連ねる。

ホンダ F1 本田技研工業

2026年F1復帰を象徴する東京発表の意味
今回の東京での発表は、ホンダが2026年F1レギュレーションを軸に再スタートを切る姿勢を明確に示す場となる。レッドブルとの技術支援を水面下で継続しながらも、正式な参戦復帰は見送り、電動比率拡大やMGU-H廃止といった大転換期に照準を合わせてきた経緯が、このイベントによって可視化される形となる。

また、F1、アストンマーティン、ホンダのトップが同席する構成は、このプロジェクトが単なるエンジン供給にとどまらず、2026年F1時代を象徴する戦略的パートナーシップであることを強調するものとなっている。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / アストンマーティンF1チーム