ホンダ 提携終了後のレッドブルF1との角田裕毅の将来には「干渉しない」

ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、レッドブル・レーシングでのアストンマーティンのF1参戦という新たなプロジェクトに着手する中、角田裕毅のF1での将来は彼自身の手の中にあると述べた。
角田裕毅は、日本GPでレッドブルのメインチームへの昇格を果たした。レッドブル・レーシングは、2025年の最初の2つのグランプリで、準ルーキーのリアム・ローソンがRB21で目立ったパフォーマンスを発揮できなかったことを受け、シーズン序盤に「ジュニア」チームであるレーシングブルズとのドライバー交換という思い切った決断を下した。
2025年もレッドブル・レーシングのドライバーに選ばれなかったため、レッドブr4ウのブランドでの角田裕毅の将来は不透明に見えたが、今、彼はチームメイトのマックス・フェルスタッペンの前任者よりも彼に近づけることを証明するチャンスを得た。
24歳の角田裕毅はホンダの若手ドライバー育成プログラムの出身だが、日本のメーカーは2026年のF1の新たな技術時代に向けて、アストンマーティンとの新たなパートナーシップをスタートさせる。そして、ホンダが角田裕毅のレッドブルでの将来に影響を与えることは一切ないと、渡辺康治は断言する。

「レッドブルとのパートナーシップは今年で終了します。だから、2026年に関してレッドブルにプレッシャーをかけることはできません」と渡辺裕毅は語った。
「彼はパフォーマンスに基づいてレッドブルへの昇格を果たしました。だから、今後もレッドブルにとどまり続けるためには、引き続き自分自身を証明し続けなければなりません。最も重要なのは、彼自身の意志です。彼がレッドブルで走り続けたいと思っている以上、我々が口を挟む理由はありません」
また、渡辺康治はホンダがローソンとのドライバー交代をレッドブルに働きかけるようなことは一切していないと明言した。
「レッドブルがいつ、どのような決定をするのか我々は知らないですし、常に彼らに最善のドライバーを選ぶよう伝えています」と渡辺康治は主張した。
「私はクリスチャン・ホーナーと非常に良好なコミュニケーションを取っており、ドライバー人事だけでなく、トラックサイドのサポート体制についても常に話し合っています。今回は特別な対応はしていません」
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