ホンダ育成の加藤大翔 フランスF4の2024年シリーズチャンピオンを獲得
加藤大翔が、フランスF4の2024年シリーズチャンピオンを獲得した。
10月5日(土)~6日(日)、フランスのポール・リカールにてフランスF4 最終戦となる第7戦が開催された。2024年は、ホンダ・レーシング・スクール(HRS)の卒業生である加藤大翔が、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)からフランスF4に参戦した。
フランスF4は1大会3レースというフォーマットで行われている。スターティングポジションは、レース1は予選の最速タイム順、レース2は予選のトップ10位の選手のリバースグリッド、レース3は予選のセカンドベストタイム順となる。
加藤大翔は、木曜日と金曜日朝に開催されたフリープラクティスでは両日ともにトップタイムを記録し、公式予選へも自信を持って挑んだ。予選でも早いタイミングでトップタイムをマークしたが、セッションの最後にチャンピオン争いを行っているライバルにトップタイムを塗り替えられ、2位で終えることとなった。しかし、セカンドベストタイムでは、加藤がライバルを上回り、レース3はポールポジションからスタートすることとなった。
レース1は2番グリッドからいい蹴りだしでスタートし、トップで第1コーナーを通過した。タイヤマネジメントを行いながらトップをキープし、最終的には2秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受けた。しかし、レース序盤に2番手を走行していた選手とのバトル中に加藤がコースオフしたことに対し、3秒のペナルティーが科され、2位に後退した。これに対して加藤は接触をよけるためのオーバーシュートであったことを説明。審議の結果、ペナルティーが撤回され、加藤は優勝に返り咲いた。
(この後、審議結果に対して再審議となったことから、正式結果が裁定待ちとなっていたが、最終的に加藤の優勝が決定した)
リバースグリッドからスタートするレース2は、9番手からのスタートとなった。レース中2セットの新品タイヤが使用できるため、加藤大翔はポールポジションからスタートできるレース3に使用する戦略を採った。新品タイヤを履くドライバーが有利となる展開の中、チャンピオン争いをするライバル2名よりも前となる、5位でチェッカーを受けた。
今シーズン最後となるレース3は、ウエットコンディションとなりセーフティカー先導でスタートした。
シリーズランキングは、加藤大翔とYani選手が最後まで争うこととなり、前でチェッカーを受けた方がチャンピオン獲得という一騎打ちの展開となった。
セーフティカーが解除となった1周目、2番手を走るYani選手が加藤大翔にバトルをしかけ、その後加藤は追い出される形でコースアウトし、4番手に後退した。その後、他車との接触も発生。荒れたレース展開の中、10番手までポジションを落とし、レースを終えた。
Yani選手よりも後ろでチェッカーを受けたことになったが、その後、Yani選手に対し10秒ペナルティーが科され、Yani選手は11位、加藤大翔は9位となった。
これにより、ポイントは加藤大翔が280pt、Yani選手が274ptとなり、シリーズランキングトップ、チャンピオンを獲得することとなった。岩佐歩夢に続き、
日本人2人目となる #FrenchF4 チャンピオンの誕生となる。
加藤大翔は、フォーミュラレースデビューイヤーとなる今シーズン、5回の優勝を含む12回の表彰台を獲得している。
加藤大翔
初年度でチャンピオンを獲得できたこと、とてもうれしく思います。自分のレースキャリアの中で、今年達成したことは大変貴重な経験になると感じています。HRS時代からお世話になっている佐藤琢磨さんが最終戦に来てくださっていたことも心強かったです。今年の活動をサポートしてくれたHonda、家族、日本をはじめ世界中で応援してくださっていたすべての方に感謝の気持ちを伝えたいです。
カテゴリー: F1 / ホンダF1
10月5日(土)~6日(日)、フランスのポール・リカールにてフランスF4 最終戦となる第7戦が開催された。2024年は、ホンダ・レーシング・スクール(HRS)の卒業生である加藤大翔が、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)からフランスF4に参戦した。
フランスF4は1大会3レースというフォーマットで行われている。スターティングポジションは、レース1は予選の最速タイム順、レース2は予選のトップ10位の選手のリバースグリッド、レース3は予選のセカンドベストタイム順となる。
加藤大翔は、木曜日と金曜日朝に開催されたフリープラクティスでは両日ともにトップタイムを記録し、公式予選へも自信を持って挑んだ。予選でも早いタイミングでトップタイムをマークしたが、セッションの最後にチャンピオン争いを行っているライバルにトップタイムを塗り替えられ、2位で終えることとなった。しかし、セカンドベストタイムでは、加藤がライバルを上回り、レース3はポールポジションからスタートすることとなった。
レース1は2番グリッドからいい蹴りだしでスタートし、トップで第1コーナーを通過した。タイヤマネジメントを行いながらトップをキープし、最終的には2秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受けた。しかし、レース序盤に2番手を走行していた選手とのバトル中に加藤がコースオフしたことに対し、3秒のペナルティーが科され、2位に後退した。これに対して加藤は接触をよけるためのオーバーシュートであったことを説明。審議の結果、ペナルティーが撤回され、加藤は優勝に返り咲いた。
(この後、審議結果に対して再審議となったことから、正式結果が裁定待ちとなっていたが、最終的に加藤の優勝が決定した)
リバースグリッドからスタートするレース2は、9番手からのスタートとなった。レース中2セットの新品タイヤが使用できるため、加藤大翔はポールポジションからスタートできるレース3に使用する戦略を採った。新品タイヤを履くドライバーが有利となる展開の中、チャンピオン争いをするライバル2名よりも前となる、5位でチェッカーを受けた。
今シーズン最後となるレース3は、ウエットコンディションとなりセーフティカー先導でスタートした。
シリーズランキングは、加藤大翔とYani選手が最後まで争うこととなり、前でチェッカーを受けた方がチャンピオン獲得という一騎打ちの展開となった。
セーフティカーが解除となった1周目、2番手を走るYani選手が加藤大翔にバトルをしかけ、その後加藤は追い出される形でコースアウトし、4番手に後退した。その後、他車との接触も発生。荒れたレース展開の中、10番手までポジションを落とし、レースを終えた。
Yani選手よりも後ろでチェッカーを受けたことになったが、その後、Yani選手に対し10秒ペナルティーが科され、Yani選手は11位、加藤大翔は9位となった。
これにより、ポイントは加藤大翔が280pt、Yani選手が274ptとなり、シリーズランキングトップ、チャンピオンを獲得することとなった。岩佐歩夢に続き、
日本人2人目となる #FrenchF4 チャンピオンの誕生となる。
加藤大翔は、フォーミュラレースデビューイヤーとなる今シーズン、5回の優勝を含む12回の表彰台を獲得している。
加藤大翔
初年度でチャンピオンを獲得できたこと、とてもうれしく思います。自分のレースキャリアの中で、今年達成したことは大変貴重な経験になると感じています。HRS時代からお世話になっている佐藤琢磨さんが最終戦に来てくださっていたことも心強かったです。今年の活動をサポートしてくれたHonda、家族、日本をはじめ世界中で応援してくださっていたすべての方に感謝の気持ちを伝えたいです。
カテゴリー: F1 / ホンダF1