ホンダF1 「2022年のために可能な限りアップデートに取り組んでいる」
ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、2022年にレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリが使用するF1パワーユニットの構造は、パフォーマンスのアップデートはあるものの、現在のF1エンジンと同じままであると語った。

2020年10月、ホンダは今年の終わりにF1からの撤退することを発表。その後、レッドブルは2022年から2024年までホンダのF1エンジンの稼働を引き継ぐことを発表した。

2022年の初めからF1パワーユニット開発の凍結が導入されたことで、レッドブルは、F1エンジンの凍結によって不利になることはないことを認識し、レッドブル・パワートレインズを設立した。

山本雅史は、2022年のF1パワーユニットについて「基本的には、昨年に比べてかなり新しいものですので、今年のエンジンがベースとなります」と RacingNews365 に説明した。

「違いはありますし、来年の新しいレギュレーションに合うようにしていますが、基本的には同じです」

「これが最後のホモロゲーションになるので、パフォーマンスのアップデートに関しても可能な限り取り組んでいます」

「両チーム(レッドブルとアルファタウリ)が競争力を持てるように、可能な限り技術面をサポートするつもりです。マーケティング面では、ホンダからのサポートは最小限になります」

「信頼性とパフォーマンスの点で、我々はメルセデスとほぼ同等です」

ホンダは2019年にレッドブルと提携し、初年度にマックス・フェルスタッペンが3勝を挙げる成功を収めた。今シーズン、ホンダはレッドブルとともに本格的なタイトルへの挑戦を開始することができたが、F1を撤退する決定についてのホンダの意見は変わらなかった。

ホンダが将来F1に復帰する可能性について質問された山本雅史は「今年以降にプロジェクトを終了し、カーボンニュートラルと電化に焦点を当てていきます」と語った。

「将来について、今年の4月から新しいCEOが就任するので、彼が何かを検討しているかもしれませんが、現時点では何も言えません」

「主な理由は、我々はメルセデスに追いつくためにF1で当社の最高のエンジニアを使っており、彼らを電化やカーボンニュートラルプロジェクトにも利用したいと考えています」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・アルファタウリ