ホンダF1 山本雅史MD 「角田裕毅はガスリーから謙虚に学んでほしい」
ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、今年アルファタウリ・ホンダF1でデビューを果たした角田裕毅には、チームメイトのピエール・ガスリーという“お手本”から謙虚に学んでほしいと語る。

開幕戦で9位入賞という結果でF1キャリアのスタートを切った角田裕毅だったが、そこからはクラッシュやミス、そして、無線やインタビューでの言動など、ネガティブな部分がフィーチャーされていた。

しかし、F1アゼルバイジャンGPでは、自身初の予選Q3を果たし、決勝でも7位入賞とF1でのベストリザルトを更新して復調の兆しをみせた。

ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、イモラでの予選Q1でのクラッシュで歯車が狂ってしまったと考えている。

「開幕戦のバーレーンは、昨年F2でも、そして今年の開幕前のテストでも走り込んでいたよく知っているサーキットで、非常に良い仕事をして初レースで初ポイントをゲットしました」と山本雅史は語る。

「次のレースのイモラも走り慣れていたので、チャレンジしようとしてQ1でクラッシュしてしまい、そこから歯車が噛み合わなくなってしまいました」

「今回のアゼルバイジャンでは、レッドブルの首脳陣からもアドバイスをもらい、土曜日のFP3までで徐々にペースを上げて進んできました。その結果、Q3の2回目のアタックでクラッシュはありましたが、F1で初めてQ3へと進みました」

「クラッシュしてしまったのは残念ですが、まだまだ学ぶことがたくさんあるということです。今回クルマをきっちり仕上げて3位にまで持っていったガスリー選手といういい先生もいる。決勝レースで言えば、最後2周のスプリントレースで思うようにペースを上げることができず苦しんだようですね」

「大事なことはレースウィークの3日間通して、どうまとめていくかということです。3日間をどう過ごせば納得できるレースにできるかということを今後も学んでもらってほしいと考えています」

山本雅史は、予選後やレース前後に角田裕毅とは軽く言葉を交わす程度だと語る。

「Q3の2回目のアタックでクラッシュするまではいい流れで来ていたという話をしました」と山本雅史は語る。

「最後のアタックではブレーキが瞬間遅れてクラッシュしてしまい、チームに申し訳ないと言っていました。ひとつひとつ学んでいく時期だと思いますので、ネガティブにはとらないで、今日のレースはしっかり走って完走してポイントを取るという結果を残せればいいねという話をしていました」

「最後の2ラップのスプリントレースでも、自分が思うようにクルマを動かすことができなかったことに対してフラストレーションを感じていたようですね」

「その意味で、ガスリー選手などはエンジニアからの無線での指示を100%やれている。それに比べると角田選手はまだまだの部分があるので、そこを本人も改善していかないといけないと感じているようです」

F1モナコGP後、レッドブルは角田裕毅に英国からアルファタウリ・ホンダのファクトリーであるイタリアに転居し、チーム代表であるフランツ・トストの監督のもと、一から学習することを命じた。

「彼本人もイタリアは食事はおいしいし、空は青くてきれいだなどとポジティブに捉えていたおり、イタリアに行ったことに満足しているようです」と山本雅史は語る。

「チームにはガスリー選手というよいお手本がいるので、謙虚に学んでいく姿勢で臨んでいけば中盤から後半にかけてよりよい結果を出せていけると思います」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / アルファタウリ / 角田裕毅