ホンダF1:2021年 第4戦 F1スペインGP 金曜フリー走行レポート
2021年のF1世界選手権 第4戦 F1スペインGPが、バルセロナ・カタルニア・サーキットで開幕。初日のフリー走行では、ホンダF1パワーユニット勢が4台すべてトップ10入りを果たし、貴重なデータを多く収集した。
今回より、ターン10のレイアウトが変更されたため、FP1ではその習熟も課題となったが、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、首位と0.033秒差の2番手でセッションを終える。
レッドブル・レーシング・ホンダのもう1台、セルジオ・ペレスは9番手となり、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが7番手、角田裕毅が11番手と、Hondaパワーユニット勢は全車がトップ11内につけた。
FP2では、フェルスタッペンがソフトタイヤを履いた最初の走行のターン10でワイドに膨らみ、アタックを中断。ペレスはロングランに取り組み、それぞれ9番手と10番手タイムをマークした。
予選を想定したショートランをベストな状態で走行することはできなかったものの、燃料搭載量が多い状態でのロングランでは、フェルスタッペンがプログラム中にフロントウイングの破損に見舞われる場面がありながら、非常に好調なペースを発揮した。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも、FP2でガスリーが6番手、角田が7番手に。どちらもトップから0.5秒差以内につけた。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のスペインGP初日は、大きなトラブルなくスムーズな一日となりました。まだ金曜日ではありますが、今日の結果を見ると、ここまでの戦いと同様に、今回もレッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともに、ライバルと僅差の戦いになると考えています。パフォーマンスが非常に拮抗した戦いになりますので、小さな違いが大きな結果の差を生むこととなります。ベンチマークとなるサーキットで本日収集したデータに過去蓄積したノウハウなどを加えて、明日に向けてセッティングを煮詰めていきます。細部にまで最適化を図り、ベストな形で明日の予選に臨みたいと思います」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「FP2は全体的にいいセッションになったと思いますし、6番手というのはマシンの強さを示しています。ペースはありますが、バランスはまだ最適ではないので、明日の予選に向けてパフォーマンスを最大限発揮できるように、今夜はいくつか微調整していきます。当然、今週末の僕らの目標はポイントをしっかりと獲得することです。中団の手強いライバルたちと戦っていくわけですが、いくつか苦戦している部分を改善できれば、いいレースウイークにできると思います」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は自分たちのパフォーマンスにもマシンのペースにも満足しています。このコースは走行経験が多く、よく知っているので、全セッションが学びだったポルトガルとは対照的に、自信を持ってドライブすることができました。明日に向けてはとてもポジティブな気持ちです。FP3と予選までに、自分のドライビングとマシンのセットアップにフォーカスする必要があるので、今夜エンジニアと取り組んでいきます」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は全体的にかなりいい一日で、マシンにはなかなかの競争力があると見ています。FP2ではプッシュしたラップのターン10で少し膨らんでしまいましたが、どちらのセッションでもショックを受けるような悪いことはありませんでした。ターン10のレイアウト変更によって、プッシュするときの一周の流れがよくなったと思います。かなりスピードが上がり、ドライビングも楽しくなりましたが、オーバーテイクについては難しくなったと思います。明日(の予選で)僕らの競争力がどのくらいかというのは、いつも金曜時点では疑問符がつくと思いますが、僕らとしてはかなり満足しています。もちろん、常に改善点はあるものですし、明日はもっと上のポジションにいなければいけないと思っています。とても楽しみにしています」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日はやや難しい一日になりました。両セッションともに小さなセッションの遅れがあったため、やや急がなくてはならず、結果としてトラフィックの中に入って走行したりと、あまり多くの周回をこなすことができませんでした。今晩の作業では、特にショートランについてもう少し分析を重ね、改善していく余地があると思っています。ロングランも悪くはないのですが、まだやらなくてはいけないことが残っています。ここでは予選が大事になるので、ここから改善していければと思っていますし、もう少しペースを上げていい戦いをできるようにしていきたいです」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1スペインGP / スクーデリア・アルファタウリ
今回より、ターン10のレイアウトが変更されたため、FP1ではその習熟も課題となったが、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、首位と0.033秒差の2番手でセッションを終える。
レッドブル・レーシング・ホンダのもう1台、セルジオ・ペレスは9番手となり、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが7番手、角田裕毅が11番手と、Hondaパワーユニット勢は全車がトップ11内につけた。
FP2では、フェルスタッペンがソフトタイヤを履いた最初の走行のターン10でワイドに膨らみ、アタックを中断。ペレスはロングランに取り組み、それぞれ9番手と10番手タイムをマークした。
予選を想定したショートランをベストな状態で走行することはできなかったものの、燃料搭載量が多い状態でのロングランでは、フェルスタッペンがプログラム中にフロントウイングの破損に見舞われる場面がありながら、非常に好調なペースを発揮した。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも、FP2でガスリーが6番手、角田が7番手に。どちらもトップから0.5秒差以内につけた。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のスペインGP初日は、大きなトラブルなくスムーズな一日となりました。まだ金曜日ではありますが、今日の結果を見ると、ここまでの戦いと同様に、今回もレッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともに、ライバルと僅差の戦いになると考えています。パフォーマンスが非常に拮抗した戦いになりますので、小さな違いが大きな結果の差を生むこととなります。ベンチマークとなるサーキットで本日収集したデータに過去蓄積したノウハウなどを加えて、明日に向けてセッティングを煮詰めていきます。細部にまで最適化を図り、ベストな形で明日の予選に臨みたいと思います」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「FP2は全体的にいいセッションになったと思いますし、6番手というのはマシンの強さを示しています。ペースはありますが、バランスはまだ最適ではないので、明日の予選に向けてパフォーマンスを最大限発揮できるように、今夜はいくつか微調整していきます。当然、今週末の僕らの目標はポイントをしっかりと獲得することです。中団の手強いライバルたちと戦っていくわけですが、いくつか苦戦している部分を改善できれば、いいレースウイークにできると思います」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は自分たちのパフォーマンスにもマシンのペースにも満足しています。このコースは走行経験が多く、よく知っているので、全セッションが学びだったポルトガルとは対照的に、自信を持ってドライブすることができました。明日に向けてはとてもポジティブな気持ちです。FP3と予選までに、自分のドライビングとマシンのセットアップにフォーカスする必要があるので、今夜エンジニアと取り組んでいきます」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は全体的にかなりいい一日で、マシンにはなかなかの競争力があると見ています。FP2ではプッシュしたラップのターン10で少し膨らんでしまいましたが、どちらのセッションでもショックを受けるような悪いことはありませんでした。ターン10のレイアウト変更によって、プッシュするときの一周の流れがよくなったと思います。かなりスピードが上がり、ドライビングも楽しくなりましたが、オーバーテイクについては難しくなったと思います。明日(の予選で)僕らの競争力がどのくらいかというのは、いつも金曜時点では疑問符がつくと思いますが、僕らとしてはかなり満足しています。もちろん、常に改善点はあるものですし、明日はもっと上のポジションにいなければいけないと思っています。とても楽しみにしています」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日はやや難しい一日になりました。両セッションともに小さなセッションの遅れがあったため、やや急がなくてはならず、結果としてトラフィックの中に入って走行したりと、あまり多くの周回をこなすことができませんでした。今晩の作業では、特にショートランについてもう少し分析を重ね、改善していく余地があると思っています。ロングランも悪くはないのですが、まだやらなくてはいけないことが残っています。ここでは予選が大事になるので、ここから改善していければと思っていますし、もう少しペースを上げていい戦いをできるようにしていきたいです」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1スペインGP / スクーデリア・アルファタウリ