ホンダF1 「2台ともPUにダメージはない。第2戦でも同じPUを搭載」 / F1シュタイアーマルクGP プレビュー
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第2戦 シュタイアーマルクGPへの意気込みを語った。

先週末の開幕戦オーストリアGPでは、レッドブル・ホンダF1の2台にパワーユニット(PU)系のトラブルが発生してリタイアとなった。

レッドブル・リンクでの2週連続開催にむけて、ホンダF1は問題を詳細に分析。第2戦にむけて対策を施す準備を進めている。

「先日の開幕戦は、我々にとっては厳しい結果になりましたが、数々のコロナウイルス感染対策、更に無観客という状況の中で無事問題なく安全にレースができたということはF1やスポーツ界にとって大きな前進になったと考えています」と田辺豊治はコメント。

「今週末は、同じオーストリアでF1史上初となる同一サーキットでの2週連続開催になります。したがって、先週末に収集したデータをフル活用したうえでさらなる最適化を進める形になります。一方、今週末は天気が荒れる予報が出ており、その点も考 慮に入れて準備を進めています」

「先週末に発生したアストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台のマシンの問題は、それぞれ異なる電気系のトラブルが原因でした。短い時間の中でチームと一緒に詳細解析を進めるとともに、今回のレースに向けては考えうる対策を施す準備を進めています。なお、2台ともにPUそのものにダメージはなく、第2戦も初戦と同じPUを搭載して戦います」

「先週は悔しいレースになりましたが、今週は4台のマシンが完走し、いい結果を得られることを目指して戦います」

レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「エンジンのフライホイール」に問題があったと述べている。

「パーツを1つずつ確認したところ、エンジンのフライホイールに問題があったようだ。現在、すべてのパーツをチェックして、この問題がどのように発生し、これが将来どのように防止できるかを確認している」とクリスチャン・ホーナーは ServusTV の番組「Sport&Talk」で語った。

「ホンダでは今週末までに問題の解決策を見つけるために一生懸命取り組んでいるので、2番目のレースで再び起こることはないだろう。これで問題がどこにあるのかがわかり、解決策が見つかるだろう」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1オーストリアGP / F1シュタイアーマルクGP