ホンダF1 「様々な状況でPUをテストして有意義なデータを収集」/F1バルセロナテスト2日目
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、第2回 F1バルセロナテスト2日目の作業を振り返った。

アルファタウリ・ホンダは午前午後ともにピエール・ガスリーが走行。ガスリーは、ショートランとレースシミュレーションを実施しながら139周を重ね、C5タイヤを履いた際には最速ラップから0.225秒差の好記録をマークする形でシーズン開幕戦前の最後の走行を終えた。

レッドブル・レーシングは午前はマックス・フェルスタッペンが、午後はアレクサンダー・アルボンが走行。新しいパーツをトライしていたフェルスタッペンは、空力テスト中に冷えたタイヤでスピンを喫し、グラベルに乗り上げて赤旗となってしまった。

フェルスタッペンは2番目に固いC2タイヤでベストラップをマーク。午後のセッションではアルボンが新しいパーツのテストを継続した。C2タイヤでベストラップをマークしたアルボンは61周を走り、最終日の明日に向けてさらなるデータを収集した。

「今朝は昨晩の雨により路面がダンプの状況からセッションが開始しました。ホンダ勢の2チームはともにエアロレイクを装着していたため、路面コンディションがよくなるまでしばらくガレージで待つ形となりました」と田辺豊治はコメント。

「ガスリー選手が担当したスクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、路面が乾いた後に車体のセットアップ調整を行い、その後レースシミュレーションを実施するなど、138周を走行し、PUとしても有意義なデータを得ることができました」

「午前にフェルスタッペン選手、午後はアルボン選手が走行を担当したアストンマーティン・レッドブル・レーシングも車体側のセッティングを変更しながら走行を行いました。全体の周回数は多くなかったものの、PUとしても様々な状況でテストを終えた一日になりました」

「いよいよ明日は開幕前オフシーズンテストの最終日になります。メルボルンに向けしっかりと準備を整えるために、最後の1日を充実したものにできればと考えています」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1