ベッテルが最速、ガスリーが僅差の2番手/F1バルセロナテスト2日目 結果
2020年の第2回 F1バルセロナテストが2月27日(日)に2日目を迎え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。
6日間のスケジュールの5日目となったこの日は、昨夜の雨によって路面はところどころウエットパッチがあるコンディション。現地時間9時に気温9℃、路面温度10℃のなか、各マシンがインターミディエイトタイヤで走行を開始した。
トップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2020年F1マシンSF1000の空力問題が囁かれていたフェラーリだが、午前中にベッテルがピレリの最も柔らかいC5タイヤで1分16秒841をマーク。午後の4時間でもこのタイムは破られることはなく、ベッテルは145周を走行。5日目にして初めてフェラーリがタイムシートのトップに立った。
2番手タイムはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが記録。セバスチャン・ベッテルと同じC5タイヤで0.225秒差となる1分17秒006をマーク。139周を走り込んだ。
3番手タイムはレーシング・ポイントF1チームのランス・ストロール。“ベスト・オブ・ザ・レスト”の呼び声も高いピンク・メルセデスで130周を走行し、ピエール・ガスリーよりも3段階柔らかいC3タイヤで0.052秒差となる1分17秒118を記録。ポテンシャルの高さを示した。
4番手タイムはウィリアムズのニコラス・ラティフィ。これまでエンジントラブルに悩まされていたラティフィだったが、この日の最多となる160周を走り込み、C5タイヤでトップから0.472秒差となる1分17秒313をマークした。
5番手タイムはマクラーレンのランド・ノリス。113周を走行してC3タイヤで1分17秒573を記録した。プログラムの違いはあれど、同じタイヤでベストタイムを記録したレーシング・ポイントとは0.446秒の差がついた。
6番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが記録。午前中はウエットコンディションでスタートしたこと、またスピンを喫して赤旗を出したことも響き、周回数は31周に留まり、C2タイヤで1分17秒738を記録してアレクサンダー・アルボンに交代。午後にアルボンは61周を走行し、C2タイヤで1分18秒393をマーク。タイヤからもわかるようにラップタイムを狙いにいくプログラムではなかった。
メルセデスにはトラブルが発生。午後にルイス・ハミルトンがC3タイヤでロングランを行っていた12周目にターン5で駆動を失ったように見え、ターン7でストップ。午後の唯一の赤旗の原因となった。メルセデスは油圧異常によって予防措置としてエンジンを停止したと明らかにしており、その後、コースに復帰することはなかった。午前中にはバルテリ・ボッタスが47周を走行し、C3タイヤで7番手タイムとなる1分17秒985を記録していた。
ルノーは、午前中にエステバン・オコン、午後にダニエル・リカルドが走行。それぞれ8番手と11番手タイムをマークし、合計で96周の走行と控えめな一日となった。
ハースF1チームは、ケビン・マグヌッセンが111周を走行して9番手タイム。アルファロメオ・レーシングは、アントニオ・ジョビナッツィが午前中にターン4でクラッシュを喫してこの日最初の赤旗の原因となったものの、最終的に92周を走行して12番手タイムとなる1分19秒670でセッションを終えた。
明日は6日間のF1プレシーズンテストの最終日。各チームが開幕戦オーストラリアGPのパッケージとエンジンパワーを解放して走行することが予想され、興味深いセッションになりそうだ。現地時間9:00~13:00(日本時間17:00~21:00)の午前と、14:00~18:00(日本時間22:00~26:00)の午後の2回のセッションが予定されている。
F1バルセロナテスト2 結果・タイム(2日目)
カテゴリー: F1 / F1レース結果
6日間のスケジュールの5日目となったこの日は、昨夜の雨によって路面はところどころウエットパッチがあるコンディション。現地時間9時に気温9℃、路面温度10℃のなか、各マシンがインターミディエイトタイヤで走行を開始した。
トップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2020年F1マシンSF1000の空力問題が囁かれていたフェラーリだが、午前中にベッテルがピレリの最も柔らかいC5タイヤで1分16秒841をマーク。午後の4時間でもこのタイムは破られることはなく、ベッテルは145周を走行。5日目にして初めてフェラーリがタイムシートのトップに立った。
2番手タイムはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが記録。セバスチャン・ベッテルと同じC5タイヤで0.225秒差となる1分17秒006をマーク。139周を走り込んだ。
3番手タイムはレーシング・ポイントF1チームのランス・ストロール。“ベスト・オブ・ザ・レスト”の呼び声も高いピンク・メルセデスで130周を走行し、ピエール・ガスリーよりも3段階柔らかいC3タイヤで0.052秒差となる1分17秒118を記録。ポテンシャルの高さを示した。
4番手タイムはウィリアムズのニコラス・ラティフィ。これまでエンジントラブルに悩まされていたラティフィだったが、この日の最多となる160周を走り込み、C5タイヤでトップから0.472秒差となる1分17秒313をマークした。
5番手タイムはマクラーレンのランド・ノリス。113周を走行してC3タイヤで1分17秒573を記録した。プログラムの違いはあれど、同じタイヤでベストタイムを記録したレーシング・ポイントとは0.446秒の差がついた。
6番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが記録。午前中はウエットコンディションでスタートしたこと、またスピンを喫して赤旗を出したことも響き、周回数は31周に留まり、C2タイヤで1分17秒738を記録してアレクサンダー・アルボンに交代。午後にアルボンは61周を走行し、C2タイヤで1分18秒393をマーク。タイヤからもわかるようにラップタイムを狙いにいくプログラムではなかった。
メルセデスにはトラブルが発生。午後にルイス・ハミルトンがC3タイヤでロングランを行っていた12周目にターン5で駆動を失ったように見え、ターン7でストップ。午後の唯一の赤旗の原因となった。メルセデスは油圧異常によって予防措置としてエンジンを停止したと明らかにしており、その後、コースに復帰することはなかった。午前中にはバルテリ・ボッタスが47周を走行し、C3タイヤで7番手タイムとなる1分17秒985を記録していた。
ルノーは、午前中にエステバン・オコン、午後にダニエル・リカルドが走行。それぞれ8番手と11番手タイムをマークし、合計で96周の走行と控えめな一日となった。
ハースF1チームは、ケビン・マグヌッセンが111周を走行して9番手タイム。アルファロメオ・レーシングは、アントニオ・ジョビナッツィが午前中にターン4でクラッシュを喫してこの日最初の赤旗の原因となったものの、最終的に92周を走行して12番手タイムとなる1分19秒670でセッションを終えた。
明日は6日間のF1プレシーズンテストの最終日。各チームが開幕戦オーストラリアGPのパッケージとエンジンパワーを解放して走行することが予想され、興味深いセッションになりそうだ。現地時間9:00~13:00(日本時間17:00~21:00)の午前と、14:00~18:00(日本時間22:00~26:00)の午後の2回のセッションが予定されている。
F1バルセロナテスト2 結果・タイム(2日目)
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Tyre | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分16秒841 | C5 | 145 | |
3 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1分17秒066 | + 0.225 | C5 | 139 |
2 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分17秒118 | + 0.277 | C3 | 130 |
4 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分17秒313 | + 0.472 | C5 | 160 |
5 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分17秒573 | + 0.732 | C3 | 113 |
6 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分17秒738 | + 0.897 | C2 | 31 |
7 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分17秒985 | + 1.144 | C3 | 47 |
8 | エステバン・オコン | ルノー | 1分18秒013 | + 1.172 | C4 | 37 |
9 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分18秒225 | + 1.384 | C3 | 111 |
10 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル | 1分18秒393 | + 1.552 | C2 | 61 |
11 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分18秒395 | + 1.554 | C3 | 59 |
12 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分19秒670 | + 2.829 | C3 | 92 |
13 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分22秒425 | + 5.584 | C3 | 14 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果